昼食の休憩時間がない会社での仕事|退職

「働き方改革」を推進するための法律について

現在、私は中間管理職。部下が20名ほどいる。

大手のメーカーで労働組合もある会社で働いている。

新卒で入社して30年くらい経ったであろうか。

部下の中にはクセの強いもの、出来の悪いもの、適当なやつ、割としっかりやってくれる人間がいる。

しかし、総じて皆、私より気楽である。

「楽は下にあり」というのは本当だと思う。

働き方改革なんて名ばかりではないか。

確かに末端の従業員なら法律に従って有給休暇、残業の拒否は出来るかもしれない。

では部下が有給休暇でいない場合、定時で退社した場合、その人員の穴埋めは誰がするのか?

多くの場合は上司である私がやることになるのではないか?

では、その上司である自分が休んだ場合は誰が仕事の穴埋めをしてくれるのか?

誰もしてくれない。

空いた欠員は埋まることなく、穴が空いたままの状態になる。

穴の空いた仕事は当然、遅れが出る。

納期遅延などの問題が発生したら、誰が責任を問われるのか?

部下ではなく上司である私である。

本来なら取得して当たり前の、食事の休憩時間もない。

社員食堂は会社にあるけれども、長い間、うどんの一杯も食べていない。

まともに昼食を食べることが出来るのは休日のみである。

残業時間にも、休憩はつかない、というか出来ない。

休憩時間なしで残業をする

更に言うと、残業手当も月40時間までしかつかない。

それ以上はサービス残業になる。

タイムカード、出社退社の時間の記録は改竄される。

毎日、定時で帰る部下たちをうらめしく思う。

食事をとる休憩時間もない。

というか疲れすぎて食欲がないので食べたくない。

コーヒーなどの液体しか喉を通らない。

休憩時間なしは労働基準法で違法ではないのか?

休憩時間なしで従業員に仕事をさせることは明らかに労働基準法で違法のはずである。

しかしながら会社側も老獪なもので、うまくもみ消す方法を熟知している。

一番、分かりやすいのが役職のついていない部下たちはきちんと時間通りに退社させて、時間通りに退社していない人間を例外扱いにしてしまうのである。

労働組合は、この場合まったく機能していない。

組合があるだけマシかもしれないが。

管理職になると自動的に組合員ではなくなる。

さらに上級職の年俸制の管理職になれば、なおさらである。

退職 転職

家族から、こんな状況で仕事を続けても良いことは何もないと言われた。

それはそうだろう。

定時を過ぎ、組合で認められた残業時間、19時30分を過ぎて、職場にひとりポツンと自分だけがいる。

あほくさいの一言である。

健康診断では胃に問題がある。

要診察、すぐに病院に行ってくださと書いてあった。

過労死する前に退職、転職するのだ。

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