大卒なのに高卒の仕事をすると年収が低い

自分の年収が大卒の平均年収から大きく下回っていることに気づいた。

若い時は、そんなことは思わなかったが40代になると非常に疑問に感じた。

よくよく考えてみると、私は大卒であるが、高卒の仕事をしているのだ。

高卒の仕事をしていれば高卒の給料しかもらえないことは、当然かもしれない。

別に名刺や社員証に「XX大学卒」なんてことは一行も書いていない。

就職氷河期世代

私はバブルが弾けた後の就職氷河期世代の人間である。

バブル時代の新卒採用を描いた「就職戦線異状なし」なんて作品もあった。

的場浩司、織田裕二などの役者が出演して映像化もされた。

現在では販売中止になったようでアマゾンでもVHSしか在庫はないようである。

私の数年、学年が上の先輩たちは、恵まれた好条件で新卒採用されたようである。

当時はインターン制度なんてものもなかった。

私は新卒で、一応、「株式会社」と名の付くところへ就職したが、3年で退職することになった。

まだ20代であったが、転職市場も厳しいものであった。

上司も仕事も合わなかったのだから仕方ないのかもしれない。

しかし、それ以上に世間知らずの青いガキであった。

今思えば。

結局、次の転職先は零細のブラック小売業であった。

ほとんど休みなしの職場であった。

ここは、ほどなくして倒産した。

親に申し訳ない

私の両親は、私の人生が少しでも楽になるようにと、「大学卒のチケット」を用意してくれた。

授業料、生活費、その他で果たしていくらの金額を投資してもらったかは不明である。

この親の用意してくれた「大学卒のキップ」を私は有効に活用することができなかった。

両親には申し訳ない気持ちでいっぱいである。

現在では、大学卒でありながら、高卒の仕事をしている私である。

 
いくら、就職氷河期世代といっても、きちんと就職して家庭をもち、しっかりとやっている人間、人生設計を行っている人間なんていくらでもいる。

大学には合格したかもしれないが、人生には失敗したようである。

高学歴ワーキングプアに対策はあるのか?

 
hage2

私の同級生で小学生の時から優等生だった人間がいる。

仮にA君としよう。

A君は子供の時からデキが良く、高校も地元で一番の進学校に合格、野球部では主将を務めた。

その後、東京大学に現役一発合格!

しかし、そこで人生、燃え尽きてしまったらしく、学校へは入学式に一回だけ行っただけであった。

入学と同時にマージャン、競馬、パチンコに明け暮れる生活。

結局、東京大学は7年間在籍したが、卒業することなく中退した。

授業にまったく出ていないのであるから、卒業できなくて当然であろう。

A君は現在、都内のマージャン店でスタッフとして働いている。

時給がいくらかは不明である。

一方、私の二つ上の先輩でB氏という人物がいる。

子供のときから不良一直線で、詳しくは書けないが、中学生の時には、万引きやカツアゲなど、不良のやる犯罪行為には、ひと通り、全て手を染めた人物である。

中学卒業後は定時制の高校に進学したのであるが、中退してしまった。

その後は、飲み屋の厨房や工場作業員、借金の取り立てなど、いくつかの仕事を経た後、事業を立ち上げて成功した。

羽振りの良い生活をしている。

C君という人物がいる。

A君ほどではないが、子供のときには、そこそこ優等生であった。

C君は中堅クラスの私大を卒業後、仕事をいくつか変わっている。

本人、曰く、もともとはデザイナーになりたくて大学も中退したかった。

しかし、家庭の事情(彼は長男である)や、当時、借りていた奨学金の関係で中退は出来なかった。
(大学を中退すると奨学金は一括返済しなければならない)

自称、挫折した芸術家、デザイナーのC君は、数回、転職を繰り返した後、現在は工場で正社員として働いている。

そしてC君の上司でD君という人物がいる。

一緒に仕事をするようになってから明らかになったのであるが、実はC君とD君は同じ年齢であった。

つまり、学校は違うのであるが同級生といえる存在であった。

二人の間には共通の知人が何人かいるらしい。

同級生なら当然であろう。

D君もB氏ほどではないが、中学生の時に不良デビューを果たした。

万引きやケンカは彼にとっては、息を吸って吐くが如く、ごく自然な行為であった。

地元の底辺校を卒業した後は、瓦職人など、いくつかの職を渡り歩いた後、現在の工場勤務である。

先に入社したのでD君はC君の先輩、上司になったのである。

E君という人物がいる。

子供のときは、そこそこ優等生であったが、変わり者であった。

一浪してFランク大学に入学、卒業後はまともな仕事に就くことが出来ず、長らく派遣社員をやっていた。

その後、地元の下請け工場で正社員として働いている。

上記の人物はすべて実在する。

結局、学歴に意味があるのは、学校に在籍している間までのことであり、

それをマネタイズする就職活動に失敗すると転落人生が待っているような感がある。

アメリカでは大学に進学する際、借りた奨学金が払えず破産する例も多いと聞く。
高収入を目指して大学進学したはずなのに、逆に経済的に破綻してしまうとは物事の順序が逆である。

俯瞰してみると、低学歴の方が、グレーゾーンの商売にも抵抗がなく、大金をつかめるのではないか?

転職を繰り返した場合、学歴には何の価値もない。

大卒と言っても、ただ4年間、大学のキャンパスで息を吸って吐いただけではないのか?
実社会で役に立つ勉強など、ほとんどなかったような気がする。

人生で,一番大事なのはゼニ儲けの能力である。

学校の勉強も全てこれに付随するものでしかない.

しかし、実際の学校教育の現場で行われているのは、意味のないことを頭に詰め込む,奴隷化教育である。

人生終わった.40代の男

先日、ある社長とチャットで会話していたときのことである。

「早くしないと人生、終わっちゃうよ」と言われた。

40歳を過ぎても、一度も海外旅行に行ったことがないと伝えたときのことである。

私は30歳くらいのときに腰を痛めた。

ヘルニアである。

当時は歩くだけ、座るだけでも腰が痛かった。

横になった状態だけが楽な姿勢であった。

そして、この時にドクターから言われたのが、

「あなたは腰が悪いので長時間のフライトを必要とする飛行機には乗らない方が良いです。エコノミー症候群になる可能性が高いです」

ということであった。

長時間というのが、いったいどのくらいの時間を意味するのかは不明であるが、そう言われた。

このあたりのこともあって飛行機には乗らないようにしていた部分もあるかもしれない。

それで前述の社長であるが、ビジネスで成功しすぎたので、日本で税金を払うことがバカバカしい気がするとのことで、現在マレーシアに移住している。

この社長は、現在30代である。

人生を謳歌しているらしい。

翻って私は、30歳の時に婚約破棄をして40代の年齢になった今でも独身である。

当然、子供もいない。

この年齢になると、ただ単に女性と付き合いたいというよりも自分の子供が欲しいと思うことが多い。

そういえば、子供3人と東京都心のタワーマンションの住宅ローンを抱えて離婚した友人は元気であろうか?

SNSでたまに連絡を取るのであるが。。。

「早くしないと人生、終わっちゃうよ」

そう言われた後に、よくよく考えてみた。

「人生、終わっちゃうよ。ではなく、既に人生、終わっているのだ」

借金

かつて大学に通っていた時に奨学金を借りていた。

合計金額は200万円か300万円だったはずである。

一応、これは30歳くらいの時に全額返済をしたので借金はない。

借金の中でも最悪なのが住宅ローンを抱えて離婚をしたという場合ではないだろうか?

私の同僚で家を取られて住宅ローンの返済だけを自分で行う。

自分が住んでもいない住宅のための借金返済。

子供の養育費、慰謝料は別途支払う。

人生、失敗の巻。

別れた嫁は別の男と、この家に住んでいる。

子供との面会は月に一回。

無職

20代の時に無職無収入だったことがある。

失業保険をもらって生きていた。

この国では新卒での就職活動に失敗すると、なかなか再起は難しいようである。

最近は正社員になかなかなることが出来ず、派遣社員で一生を終る人間も多いようである。

転職は年齢とともに条件が厳しくなる。

一旦、派遣社員になると大卒も中卒も関係ない。

一緒に仕事をしていた派遣社員で国立大学卒の人がいた。

大手家電メーカーを辞めなくてはいけなくなり、嫁と離婚して転落人生が始まったと本人は言う。

九州の実家には恥ずかしくて、もう20年くらい帰っていないという。

身寄りはいない。

彼は現在50代の年齢である。


一時期、「負け組の女」なんて言われたことがあった。

結婚もしていなくて子供もいない、それで年齢は30歳過ぎて、、、みたいな感じであったか。

女性の場合、一番分かりやすいのが閉経であろう。

文字通り?女性でなくなる。

生物学的にメスでなくなるのだ。

男性も40代に入ると20代の時のように下半身が言うことをきかなくなる。

いづれにせよ。40代からの一発逆転なんて、ほぼほぼ無理ゲーではないか。

error: Content is protected !!
PAGE TOP ↑