仕事の失敗で連帯責任を|会社はパワハラ体質

 

 

一人の失敗をグループ全体のせいにして連帯責任を押し付ける会社があります。

体質的にパワハラというか良く言えば体育会的、悪く言えば軍隊のような企業体質です。

かつて私が経験した連帯責任に、「タイムカードの通し忘れ」で班員全員がタイムカードを通したモニター画面をスマホで撮影して上司にメールで送るというものがありました。

顛末はというと、、

一緒に仕事をしていたグループの中に、どんくさい感じの派遣社員がいました。

年齢的には50代くらいでしょうか。

書類を書かせても誤字脱字だらけの間抜けな人でした。

その人が、あるときタイムカードの通し忘れ、通し間違いをしたのです。

会社としては残業時間をきちんと管理しておかないと問題だと言うのです。

「パワハラ番長」と呼ばれていた上司が、このことを咎めてグループ全員の責任であるとしました。

懲罰として、タイムカードの出社、退社のモニター画面をスマートホンで撮影して上司に毎回、メールで送るようにという指示が出ました。

出社と退社ですから一日に二回です。

メールを送信するためのパケット料金は、当然自己負担です。

それで酷いことに、タイムカードの通し間違いをした派遣社員本人はスマートフォンを持っていませんでした。

ガラケーしか持っていないのです。

それで、この派遣社員は新しくスマホを買うことになってしまいました。

結構、痛い出費だったようです。

一人のためにグループ全体がアホみたいなことをやらされる。

まるで旧日本軍のようです。

当然?かもしれませんが、このようなおかしな、パワハラ的な習慣のある企業は業績も右肩下がりです。

ちなみに、この「パワハラ番長」の言い分としては、タイムカードを通すのも「確認」である。

タイムカードすら確認できないヤツが仕事の確認をまともに出来るはずがないというものでした。

理屈は通っているように感じますが。。

タイムカードの押し忘れの始末書


タイムカードの押し忘れ、押し間違いで始末書を書かなければならなくなった。

夜勤上がりの最終日で課長と喫煙所で労災隠しの一件で長々と話し込んでいた日である。

衝撃的な内容だったので、軽く動転して出社と退社を間違えてタイムカードを通したらしい。それで「始末書、対策書を書け」というのである。

つまりは言い訳である。この程度の始末書であれば、仕事の査定には影響はない。

誰でも、たまにしてしまう失敗である。というか、そもそも、このタイムカードの問題はカードを通した人間ではなく不備のあるカード読み込み機を使用している総務課の仕事ではないのか。

間違えてしまうような仕組みのタイムカードシステムを使用している会社側の問題のような気がするが、彼らにそんなことを言っても無駄なことは、こちらも理解している。

会社とはバカの集まりなのか。

 

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