サービス残業はノルマ未達なら当たり前?!ハラスメントが普通の会社

 労働基準法 サービス残業の禁止

「サービス残業禁止」の従業員への周知、徹底が東京の本社で決定された、、、、らしい。

サービス残業やパワーハラスメント、過労死の問題がマスコミに大きく取り上げられるようになり、本社の方でも焦りを感じているようだ。

身に覚えがある人間が多いからでしょう。

不自然なくらい、最近になって急に「サービス残業禁止」「パワーハラスメントの禁止」「セクシュアルハラスメント」の禁止を急に声高に叫び始めました。

女性役員の名前が会社四季報で散見されるようになったことと軌を一にする様な感じである。

それで、最近特に「サービス残業禁止」への締め付けが厳しくなってきた。

タイムカードの出退勤を正確に記載するのはもちろんのこと、タイムカードの通し忘れのぺナルテイ、始末書などがある。

私も「タイムカード通し忘れの罰則として、タイムカードを通した時の写真をスマホで撮影して、30日間、上長にメールで送れ」ということをやらされたときもあった。

腹が立つので、残っていた有給休暇を大量に取得してやった。

それで、一番の笑い話が、奇しくも私の誕生日に起きた。

「サービス残業禁止」「ノルマが達成できない」

なんと、「サービス残業禁止」の教育をサービス残業で行う!というのである。

本来なら会社で規定されている休憩時間は60分である。

午前中に10分、正午に40分、午後に10分というのが一般的な休憩時間である。

しかしながら、今の部署はブラックなので昼食の時間をまとめて60分とってオシマイ、である。

食事の時間、60分だけが休憩時間として与えられているのである。

そして、今回さらにブラックなのが、食事の休憩時間、60分のうち、15分を割いて「ハラスメントの禁止」「サービス残業禁止」の教育を行うと上司から説明があった。

これは例えて言うならば、午前中に10分の休憩を与えないということになる。

厳密に言うと労働基準法に違反する。

会社の上層部がマスコミに叩かれたくないから、従業員教育を行おうとしているのに現場の人間は本社の意図を理解せずに勝手に違うことをやっているのだ。

休憩時間に、そうした社員教育を行うことはオカシイ!と私は異議を申し立てた。

実際、他の部署では、そんなことをしているところはない!と言ったのである。

しかしながら、「あっちの部署はノルマを達成している。ウチはノルマを達成していないから」という理由で却下された。

こうして、「サービス残業禁止の教育を動画で見る」という拷問に近い作業を休憩時間を削って行われることになった。

「サービス残業禁止の教育」をサービス残業で行うのである。

食事の休憩時間についてはタイムカードを通すわけではないので記録には残らない。

マンガのような光景である。

上層部は、この事実を突っ込まれたら「部下が、現場が勝手にやった」というのであろうか?

不思議なことに同僚の誰一人として、このことに疑問を持つ者はいなかった。

バカしかいない。

「社畜」というのは、こうした生き物のことを言うのであろう。

「ヒトは考えるアシである」と、かの哲学者は言った

「社畜」とは家畜のごとく考えることを放棄したか、考えることをしない生き物である。

日本の国で過労死が無くならない理由が分かったような気がする。

はやい話が、皆、バカなのである。

「アホンジン」とは良く言ったものだ。

私は映画、「猿の惑星」に登場する哲学者のような存在なのか。

それで、肝心の?従業員教育であるが、セクハラ事件の事例、サービス残業と過労死、などについて動画と文章で説明があった。

問題があれば総務課や上司、あるいは上司の上司に報告するように、という内容でした。

「上司に報告するように」といっても、肝心の上司がこの調子である。

休憩時間を削った従業員教育が終わると、書類に署名する。

食事の休憩時間はタイムカードを通すわけではないので記録には残らない。

時間が経てば、うやむやにされて、揉み消されて終わり、である。

過労死で人が倒れた時と同じく、会社は揉み消すのだ。

当たり前のサービズ残業?転職したい!

「サービス残業禁止」の教育をサービス残業で行う、というマンガのような状況を上司の上司にさりげなく振ってみた。

この上司のあだ名はジャイアンである。

返ってきた言葉が「オマエらのところはノルマの数字を達成していないから、そんなことくらい当たり前の当然だ!」というものです。

これはハラスメントではないのか?

同僚たちが、たくさん転職していきましたが、気持ちは良く理解出来ます。

普通にハラスメントやサービス残業のある職場なので、こんな従業員教育に力を入れなければならないのでしょう。

問題が発覚したときには、部下が勝手にやったことにして、責任逃れを上層部はするのでしょう。


監視カメラが職場に普通にあります。

転職に成功した同僚がうらやましく思えます。

サービス残業の強要と拒否

本社の意向をまったく理解していない私の上司であるが、またしても「サービス残業を強要」してきた。

上長から指摘された「仕事の不具合の修正を、食事の休憩時間を30分削って行え!」というのである。

定時の後の残業であればタイムカードに記録は残るが、食事の休憩時間を削って行う残業はタイムカードの記録に残らない。


もみ消すつもりである。

前回に続き、この理不尽さである。

他の部署の上司で、こんなことを言ってくる人間は皆無である。

本社の管理職は、万が一裁判にでもなって敗訴することになり、労働基準局が乗り込んできたら困るので、従業員教育まで行っているのである。

私は断固として拒否した。

労働組合、もしくは総務課に訴えるつもりであった。

私が強気に出たので上司も折れて、定時の後の通常の残業時間に行うということで合意した。

そして、作業は無事に終わった。

問題は、この後である。

出勤時間を記録する用紙に、本来ならば「出勤時間」「退社時間」「残業時間」「残業内容」について記載しなければならないのであるが、やっぱり、というか、この日の私の勤務時間は「定時」になっていた。

タイムカードは30分以上残業したことになっている。記録は残っている。

私は強く訴えた。

ジジイの上司はとぼけた顔で、「そういえばそうだね」と言って修正した。

このジジイは、もうすぐ退職することになっている。

ふざけるな。

 

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