漁師を辞める?辞めたいけれど資格もない。

ゴム合羽に長靴、むれた足が臭い。

身体にしみついた魚とシオのニオイ。

女っ気ののない出会いのない職場。

職場恋愛で結婚した!なんて人の話を聞くとうらやましいのではないでしょうか。

漁師の仕事はきついですから若いうちなら、ともかくトシをとってまで出来る仕事ではないかもしれません。

いい加減にイヤになることもあるでしょう。

「漁師をやめたい!」

気持ちは非常に良く分かります。

しかしながら、今まで船の上で仕事をしてきた人間がオカに上がって果たしてやっていけるのか?

漁師を辞めると年収が下がるのではないか?そんな不安を感じる気持ちも良く分かります。

あなたの労働力としての市場価値がどれほどのものか?

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また職種ですが、漁師を辞めて畑違いの仕事についた人間なんていくらでもいます。

多いのは工場系でしょうか。

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船の操作も工場での機械の操作も似たようなものです。

中卒で漁師になる

こんにちは。管理人の転職王子、ヤメタイジョーです。今回は「中卒で漁師になる」というテーマです。

中卒で漁師になるのが当たり前の土地柄があるそうです。その方は石川県の能登半島の先端の方で産まれました。小学生の時からタバコを吸っていたといいます。

本人が言うには、そう言う土地柄だそうです。中卒で直ぐに遠洋漁業の船に乗り、15歳で年収1500万円くらいあったといいます。自動車免許もないくせに高級車を買ったこともあるといいます。ただし、職業選択の自由はなく男に産まれたら、ほぼ自動的に船に乗る、漁師になるしかない伝統があるといいます。

年に一度のお祭りでは一年の歳月をかけて約1000万円の費用をかけて作った旗を漁協のみんなで神輿を担いだ後、神社で燃やします。遠方にいて、この祭りに参加出来ない場合は御祝儀として酒を何本か贈ることが、ならわしだといいます。

ずいぶんと景気の良い話ですが、そんな良い話も長くは続きません。遠洋漁業に規制がかかり、船に乗れなくなったのです。アメリカ人の監察官?が漁師の人と一緒に船に乗り込み、イルカや鳥など規制対象の生き物が網にかかっていないかをチェックすることになったそうです。しかも、この外国人の監察官の食事代、その他の経費は漁師の親方が支払うことになっていました。結構な金額だったそうです。

またタイミングの悪いことに、この時に中卒漁師はハワイ沖で盲腸になり、入院することになったといいます。この時はアメリカの海軍の船に漁船の近くまで来てもらい、漁師の人が米軍の艦船の甲板に放り投げるようにして、この盲腸患者の漁師を運搬したといいます。ひとつ間違えたら太平洋に落下していたとは本人の弁です。入院費用は漁業組合から保険で支払われたそうですが、これまた結構な金額だったそうです。


やがて、漁業規制が厳しくなり、中卒漁師は丘に上がり、鉄工所で派遣社員として働き始めます。手取りで15万円ほどだったといいます。あまりの収入ギャップに最初は戸惑ったといいます。
溶接の仕事を長くしていたのですが、鉄工所が倒産したため、次は派遣社員として働きはじめます。
この「元」中卒漁師は現在でも派遣社員として働いています。
あの時に、無駄使いしないで銀行に預金しておけば良かったとは本人の弁です。若い時は何も考えずに給料を全部使ってしまいがちですからね。

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