仕事中の居眠りでクビ

私の友人で住宅建材メーカーに勤務している人間がいます。最近、仕事で大失敗、大失態をして左遷されたといいます。この建材メーカーでの勤続年数は10年くらいです。ベテランの域でしょうか。この仕事で、当初は日勤のみだったのですが、仕事が忙しくなってきたので生産を交代制で行うことになったといいます。

工場での二交代制の勤務です。彼は、その工場で彼はアルミ形材を切断する仕事をしていました。それで二交代で日勤の時には、それほど大きな問題はなかったといいます。通常通りに作業をしています。

問題は夜勤の時です。夜勤をやったことがある人は分かると思いますが、深夜労働は作業中でも猛烈に眠気が襲ってきます。午前4時から5時くらいが一番ひどいでしょうか。


いくら眠いからといっても作業中に寝るわけにもいきません。作業中に寝てしまったら危険がいっぱいの工場での仕事はケガをする可能性だってあります。労災にでもなったら笑いごとではありません。

それで、夜勤中に極度に身体が疲労して眠かった彼は食事が終わった後の休憩時間中に仮眠を取ることにしました。(この食事もタンパク質などを取りすぎると午前4時くらいに胃酸が出すぎて気持ち悪くなったりします)

休憩時間は自分の時間ですから、仮眠をしても誰からも文句を言われる筋合いはありません。
休憩時間に仮眠を取ることで身体の疲労も多少は回復します。わずか10分くらいの仮眠、横になるだけでも結構、身体に対する影響は違うものです。

それで仮眠を取るのは良いのですが、休憩時間の終了を告げるチャイムが鳴っても気付かないで、朝まで、そのまま眠りこけてしまったというのです。誰も起こしてくれなかったのでしょうか?深夜の時間帯は、本来なら熟睡している時間帯ですから当然といえば当然なのですが。。

それで、肝心の仕事の方ですが、朝になると本来なら切断が完了していなければならないアルミ形材が、まったく仕上がっていません。ラインに流す形材がゼロなのです。おかげで生産ラインは2時間ほどストップしたといいます。金銭的な損失はいくらくらいになるのでしょうか?

この一件が上長の耳に入りました。激怒した上長は彼を切断の仕事からクビにしてバックヤード部門の閑職に回しました。左遷です。彼は現在、日勤のみの仕事でチンタラと仕事をしています。本人が言うには余計、良かったということです。負け惜しみのように聞こえないこともないのですが。

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