前にも言ったけど,仕事で言われる心理は?

「前にも言いましたよね」「前に教えましたよね」

こんなことを九官鳥かオウムのように、何度も言ってくる上司がいます。

この人のあだ名は「前野さん」です。

あまりにも「まえの」ばかり言うので、周囲からこう呼ばれています。

この人の心理状態は、いったいどういうものなのか?を推察してみました。

一言で説明すると「仕事ができないのは部下である、オマエが悪い。俺の指導は間違っていない」です。

自分にも落ち度があることを認めたくないのでしょう。

ちなみに、この上司は家庭でもこの調子だったらしく嫁は子供を置いて逃げて行ったそうです。

しばらく前に離婚が成立したとのことでした。

一回で覚えろ

「前にも言いましたよね」と同じような言い方に「一回で覚えろ」なんて言葉も良く聞きます。

「おまえは若いんだから一回で覚えろ」なんて当たり前のように言ってきます。

昭和生まれのオッサンに多い気がします。

昭和の徒弟制度の時代なら、それでも良かったかもしれませんが、今の時代にそぐわないことは言うまでもありません。

天皇と呼ばれた上司

昔々、オイラの上司に天皇とか、ハ●ル独裁者と呼ばれた上長、上司がいました。

その天皇は親会社からパラシュートで降りて来ました。地道にコツコツと実績を積み上げて山の頂に登ったわけではありません。

それで「天皇」と呼ばれるくらいですから、それは、まー、好き放題を致しておりました。経費だって使い放題にしていました。

若い女性従業員を見つけると、早速、自分専属にして事あるごとに呼びつけます。ボーナスの査定だってお気に入りの従業員にだけは甘々です。

そこまでは大目に見て良しとしましょう。問題はここからです。

そのお気に入りの女性従業員が、かつて会社の若い男性従業員と恋愛関係にあったことが、ある時、ひょんなことから天皇さまの耳に入ってしまいました。

その天皇さまは、50代の男性で嫁もいれば子供も3人います。それでも、天皇さまは年甲斐もなく、その若い男性従業員に嫉妬して、それからネチョネチョと少しずつ嫌がらせを始めます。パワーハラスメントかもしれません。

まず、その若い男性従業員の部署にだけ必要な業務連絡をしない。人が辞めても欠員補充をしない。

業務連絡が来ていない場合、当然、必要な対応が為されていなかったりします。それで、ワザと仕事で穴が空くように仕向けて、その落ち度を責めるのです。。

更に人員が欠ければ、実績の数字も落ちます。人員が欠けていることは、見て見ぬふりをして、ワザと対策書や始末書を書かせるのです。

これだけでも、随分と理不尽な仕打ちですが、この若い男性従業員が提出してきた対策書や始末書について重箱の隅をつつくようにして不備を指摘して、書き直しを命じるのです。

「提出するまで帰るな!」と言われて深夜まで意味のない残業をさせられることも、しばしばだったといいます。

解雇予告?

キワメツケには、その若い男性従業員に向かって「オイ、そろそろクビにしてやろうか!ガハハハハははっはは」なんてことを面と向かって言うのです。解雇予告?言われた方は、たまったものではありません。

解雇理由は「ワシのお気に入りの女性従業員と過去に付き合っていたから」なんてことは理由になるのでしょうか?

まともに仕事をしてもボーナスの査定はマイナスです。労働組合に言っても何も対応してくれません。だって「テンノー」とまで呼ばれる方ですから。

結局、この理不尽なパワーハラスメントは天皇さまが派閥争いに敗れて失墜するまで約三年続いたといいます。

めでたし、めでたし

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