社員旅行は強制参加?断り方は?

こんにちは。管理人の転職王子、ヤメタイジョーです。今回のテーマは「社員旅行は強制参加?断り方は?」です。 かつて私は社員旅行に強制参加させられそうになったことがあります。

ただでさえ険悪な職場の人間関係なのに、それを引き摺っての旅行です。海外であろうが国内であろうが、温泉であろうが、何処であろうが、楽しいはずもありません。旅先までパワハラ上司の顔を見なければならないのか、と考えたら「特別不快手当」のひとつも請求したくなります。いつも上司にアゴで使われていた同僚は旅行に行く前から「オマエは俺のカバン持ちだ!わかってるんだろうな!」と恫喝されていました。カバン持ちにされた方は旅行を楽しむどころではないでしょう。旅先でもパワーハラスメントです。それから、外国に行く場合はパスポートも取得しなければなりません。無論、取得費用は自腹です。

もしかしたら職場の人間関係に馴染むことが出来ないで、旅先でも「ぼっち」なのか、イヤだなー、なんて思うこともあるかもしれません。

ちなみに私の場合は、台湾旅行でした。正直、行きたくないと思ったものです。誤解のないように説明しておきますが、別に台湾が嫌いなわけではありません。会社の連中と行きたくなかっただけです。個人旅行であれば台湾には行ってみたいです。若い連中のなかにはグアムに行ってライフルを撃ちたいから台湾がイヤだというものもいました。女性ではフランス、パリに行ってショッピングがしたいなんて言いだす人間もいました。脂ぎったオッサンはタイに行ってマッサージを受けたいなんて言いだします。皆、てんでバラバラ、勝手な意見を言いだします。


そもそも社員旅行というのは、旅行、特に海外にそんなに簡単に行けなかった昭和の時代に会社が福利厚生の一環として始まったのではなかったでしょうか?たしか最初は農協、(JA)の団体旅行から始まったはずです。のぼりを立てた日本人のツアー客は現地では「ノーキョーさん」と呼ばれたという逸話もあります。

それで、前年までは社内旅行は「希望者のみ」ということになっていたのですが、全社員の半数以上が参加しないと経理上「福利厚生費」として経費にならない、税金対策上、今年からは全員参加だ!と言われました。そんな税金対策をするくらいなら給料とボーナスを上げてほしいという声も上がります。ここまで来たら動物園でケモノ、野生動物が吠えている、叫んでいるようなものです。

そもそも、そんなに集まりの悪い社内旅行なら企画するなよ、というブーイングが社内のあちらこちらで聞かれました。男性従業員ならともかく、女性従業員で主婦の人は家庭のこともあります。小さい子供のいる家庭では家を空けるのも簡単なことではありません。

円満な断り方として「家に小さな子供がいる」「親の介護がある」という理由を挙げた人もいました。しかしながら会社側には、そんな事情はお構いなしです。

とにかく「全員、強制参加」の一点張りです。
それで、この批判の多い社内旅行ですが、結論から言うと中止になりました。旅行の中止の理由は別に社員の事情を忖度したものではなく、上層部の方で会社の吸収合併が決まり、社内的に旅行なんかに行っている場合ではないという事態が発生したためです。

この後に起きた吸収合併で会社は終戦直後の焼け野原の日本の国土のようになりました。一言で説明すると混乱と無秩序です。復興と秩序を取り戻すには、かなりの時間と労働力を必要としました。

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