給料を聞いてくる同僚の男と女と友達

給料の金額を聞いてくる同僚の男と女と友達が、私の周囲に複数人、存在している。

人の給料を聞いてくるが、自分の給料は言わない

自分の給料の金額は人に教えることはしないくせに、他人の給料は気になるらしく、給料だけでなくボーナスの金額まで訊いてくる。

「人に聞くときは、自分から言え。おまえの金額はいくらだ?」

と言ったら逆切れされた。

人の給料やボーナスの金額を聞いたところで、自分の給料が上がるわけでもないくらい分かりそうなものであるが、気になって仕方ないらしい。

無論、こうした連中は、自分の給料の金額を人に教えることはしない。

男だけでなく、女でも他人の給料を聞いてくるヤツがいる。

「給料日になったら、ごはんをおごって」

なんて言ってくる。

かわいげのある女性なら良いのであるが、こうした厚かましいことを言ってくるのは、食事をおごってやっても「ごちそうさま」も言わない、お局様のメシモク女である。

給料を聞いてくるヤツは給料が安い?

こうした人に給料やボーナスの金額を聞いてくるヤツには、ひとつの共通項があることに気づいた。

それは、実際の金額がいくらかに関わらず、

「自分の給料の金額は安い」

と考えているということである。

これは絶対的な金額の話ではなく、相対的な金額の話である。

他の同僚と比較して、自分が会社からどのような評価をされているかが、気になるようである。

給料の金額が20万円でも50万円でも関係がないようである。

さらに、こうした他人の給料が気になる人間には特徴があった。

給料を聞いてくるヤツは貯金もない

給料を聞いてくるヤツは貯金もないのである。

もらったら、もらった分だけ全部使ってしまう。

クルマのローンで借金がある男

ある同僚の男は、もうすぐ30歳になるのだが、貯金が1円もなくて借金しかないという。

しかも、このことを不幸自慢みたいに得意げに言うのだ。

何故、多額の借金があるのか?と訊くとクルマのローンだという。

消費者金融ではなく銀行からの借り入れであることが、まだ救いかもしれない。

「大学に進学するために奨学金を借りた」とかの理由であれば、まだ良いであろう。

しかし、彼は消費財を購入するために多額の借金を背負ったようである。

それで、どんなクルマを買ったのか?と訊くとビンテージのアメ車だという。

シボレーの1960年代製のもので、マイル表示の走行距離は既に3周くらいしていて、どれだけ走ったかは不明だという。

左ハンドルの、エンジン音だけが、やたらと大きい、運転しにくそうなクルマであった。

車体が大きいので車庫入れも難しそうなクルマである。

日本の道路事情にはそぐわないクルマではないか。

私に言わせればポンコツでしかないのであるが、彼の自慢の愛車らしい。

ビンテージと彼は言うが、私に言わせればスクラップ一歩手前のような鉄の塊である。

燃費も悪いらしい。

今時、アメリカ人だって、こんなクルマは買わないであろう。

年々、資産価値の上がるフェラーリに乗っているのなら理解できるが、彼はおんぼろのクルマに価値を見出しているらしい。

ガラクタに大金を払う。

ロバートキヨサキのいうところの負債でしかないものを資産だと思い込んでいる、哀れな男である。

この男は軽自動車に乗っている、自分より若い後輩をバカにしている。

理由はイケてないクルマに乗っているからである。

この後輩は軽四に乗っているかもしれないが、貯金はある。

私に言わせると30歳にもなって貯金がないことのほうが恥ずかしいが、この男は貯金がなくても軽自動車に乗っていることのほうが恥ずかしいらしい。

しかも本人は、真顔で、

「これから結婚して家を建てないといけないので、こんな給料ではやっていけない」

などとぬかしやがる。

相手もいないのに、「結婚」。

借金しかないのに「家を建てる」。

なんて本気で言っているのだ。

しばらくして、この男は「給料が安い」という理由で次の転職先も決めずに退職した。

噂によると、しばらくの無職の後に、もっと給料の安い仕事に転職したらしい。

この男の最終学歴はFラン大学中退である。

高校は定時制に通っていた。

スロットにハマった男

40代前半の男の同僚がいる。

この男も貯金がないらしい。

当然、独身である。

休日は家の近所のパチンコ店でスロットに興じるらしい。

月曜になると「先週の週末は4万円勝った」とか、自慢げに言う。

しかし、負けたことは言わない。

アパートの家賃と生活費とスロットのオカネで給料日前には懐具合が厳しいらしい。

毎月、アパートの家賃を払うくらいなら区分所有のマンションでも買ったら良さそうなものであるが、彼はそうしない。

前述のクルマのローンがある男みたいに「家を建てる」なんて言わないだけマシか?

彼は40歳を過ぎたころから、焦りが出てきたらしく、スロット通いを辞めてアルバイトをするようになったという。

イベント設営のアルバイトらしい。

日当が7000円くらい出るようである。

さらに人を紹介するとマージンが入るらしく、私にもしきりと勧誘してくる。

無論、断ったのであるが。

シングルマザーの女性

19歳で結婚して23歳で離婚したという職場のお局さまがいる。

現在、シングルマザーである。

たぶん、昔はヤンキーだったのであろう。

今でも、その雰囲気はある。

成人式は妊娠した状態で参加したという。

子供が二人いる。

上の子供と下の子供は父親が違う。

入籍は一回しかしていない。

二人目の子供は入籍どころか認知もしてもらっていないという。

当然、養育費も慰謝料ももらっていない。

相手の男性は二人とも外国人である。

地元に外国人がオーナーのレストランがある。

客層も外国人である。

この店で男をナンパして妊娠したのだという。

後先のことは考えていなかったのであろうか?

最初のダンナは大●麻不法所持で強制送還になったらしい。

生活は厳しいらしいので、職場の男にカネをせびることが常態化している。

気の弱そうな独身の男がターゲットにされる。

既婚者はさすがに遠慮しているようであるが。。

この女も、他人の給料と貯蓄額が気になって仕方がないようである。

「貯金がいくらある」なんて教えたときには、紀州のドンファンみたいにされそうである。

絶対に貯金の金額を教えることはしてはいけない。

給料を聞いてくる友達

給料を聞いてくる学生時代の友達がいる。

この男は子供の時から、

「前回のテスト、何点だった?」

と聞いてきた。

他人の点数を聞いたら自分の成績が上がるわけでもないのであるが、気になって仕方ないらしい。

子供の時と同じような感覚で大人になっても、給料の金額を聞いてくる。

付き合う人間は選ぶべき

サイコパスではないかもしれないが、こうした人間とは距離を置くべきであろう。

付き合う人間は選ぶべきである。

朱に交わるとバカになる。

他人の給料を聞くヒマがあれば、自分の資産価値を増やすことのほうがより重要ではないか?

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