レジの売上が合わない,誤差をごまかし

かつて、私(ジョー)がドラッグストアの小売業で働いていたときのことです。当時、この店舗では一日当たりの売り上げが約100万円ほどありました。レジはメインとサブで二台ありました。サブのレジは、あまり動かしていませんでした。

それで、このメインのレジで1日あたり100万円ほどの売り上げを打つのですが、売り上げの数字とレジの中の現金が合わないのです。

ちなみに、一番最初の釣り銭準備金は以下の通りです。硬貨については銀行からナイロンで包装された50枚で一本のものを使用しています。

1円玉×50枚×3本=150円

5円玉×50枚×1本=250円

10円玉×50枚×3本=1500円

50円玉×50枚×1本=2500円

100円玉×50枚×3本=15、000円

500円玉×50枚×1本=25,000円

1000円札×20枚=20,000円

5000円札×10枚=50,000円

合計114、400円

これが最初のスタートです。当然、帳尻はプラスマイナスゼロです。

しかしながら、店を閉める間際の夕方になるとレジの中の現金とレジロールの中に記載された売り上げの数字に食い違いが出てくるのです。

ひどい時には1万円くらいの金額でズレが生じていました。当時の店長は「キミが来る前から、こんな調子だから気にしなくて良いよ」と言ってきましたが気持ちの良いものではありません。

しかも一万円レジ誤差が出るといってもプラスになることはありません。一万円以上の誤差が出る時は必ずマイナスなのです。

つまり、お客様に釣り銭を余計に渡しているか、従業員が不正を行っているかのどちらかです。

しっかりした小売業では「万券」が入る時は「1万円入ります!」と大きな声で言いますが、そんな気の利いたことは、このドラッグストアではしていませんでした。またレジの機械も新しいものではなく、クレジットカードにも対応していません。

オーナーを恐れていた店長はレジ誤差でマイナスが出ると自分のサイフから1万円札を取り出して帳尻を合わせていました。「こんなことをしていたら何のために働いているのか分からない」と店長は男女共用トイレの奥の事務所で頭を抱えていました。

だったらオーナーに報告して事実関係を調べてもらえよ、と私は思ったものです。自分には心当たり、やましい部分はまったくありませんから何を調べられても平気です。

頭を抱えた店長は悩んだ末に、釣り銭を渡す時は「札と小銭を必ず分けて渡せ」と通達を出しました。そんなことをしても従業員が不正をしていれば、何の意味もありません。

案の定というか、やっぱりというか、こうした対策を取ってもレジ誤差は一向になくなりません。しかも相変わらず大きな金額のマイナス誤差です。たまにプラス誤差が出る時はありましたが、そんな時はプラス22円とか、プラス14円とか小さな金額です。

マイナス誤差が出るときに限って、マイナス10,231円とかの大きな金額になるのです。

結論から言うと、レジの中のゼニを誤魔化していたのはパートのオバちゃんでした。大学生の息子の仕送りが大変だったとの理由で横領を繰り返していたのでした。

そして、このレジの不正が明らかになったころに、ちょうどタイミング良く?店舗の閉鎖、会社の倒産が確定しました。

本来なら、警察沙汰になるところなのでしょうが、店舗閉鎖のドサクサで、パートのオバちゃんの不正はウヤムヤにされてしまいました。

中小、零細の小売業ではレジに限らず、会社の仕組みが出来ていなので、おかしなことも頻繁に起きます。

同じ小売業で働くなら大手で働きましょう!大手では多くの場合、レジ誤差が発生しない自動システムのレジを採用していたりします。

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