大卒が工場で働く。転職。文系、理系の違い

 

 

⇒工場の仕事はイヤだ!

 

 

大卒で工場勤務!?冗談じゃない!

理系ならともかく、(理系でもイヤですが)文系の自分がなぜ!工場勤務なのか?

事務職ならともかく現場に出て、なぜラインの作業をしなければならないのか?!

あー、あほくさ。

子供の時に通った学習塾、予備校はいったい何のためだったのか?!

何のために高い授業料、入学金を払って大学へ通ったのだ?!奨学金は?

親に会わす顔がない!

4年間の時間は何だったのか?!

まずは自分の市場価値を知りましょう!

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大卒 理系 文系 工場

大卒で工場勤務の求人を探している場合、多くは理系出身です。工業大学卒の学生はたいがいメーカーに就職します。技術の保全担当をやる場合もあるでしょうし、CADを使って図面を引くという仕事もあるでしょう。金型やダイスのメンテナンスをする業務もあるかもしれません。プラスチックの会社なら射出押出機を使う作業もあるかもしれません。

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理系の工場勤務は田舎暮らし

私の友人の体験談です。彼は東京板橋区で産まれました。父親は東京生まれの東京育ち、母親は鳥取県の人です。夏休みや正月になると母親の実家のある鳥取県によく行ったそうです。一浪ののち、私立の大学の工学部、機械工学科を卒業しました。予備校時代が楽しかったとは、彼の弁です。いったい何が楽しかったのでしょうか?卒業後は二部上場の機械メーカーに就職しました。一応、財閥系の会社です。本社は東京にあります。

それで、新卒で入社した彼の赴任先は東北の山奥だったそうです。基本的に工場は土地の安い場所、なおかつ高速道路のインターがあり、物流の便が良い場所が選ばれます。
地方都市であれば人件費が安いということもあるでしょう。
銀座のど真ん中に工場を建てても採算はありませんよね。銀座にあるのはオシャレなお店です。

遊ぶ場所もなく、カネを使わないから銀行預金がたまって仕方がないとは彼の弁です。田舎くらしも満更捨てたものではないと言いました。地元採用の人は給料も高くはないのですが、彼は東京本社の採用なので給与体系も違います。地元採用の人間よりは高い給料をもらっています。

「東京から、こんな田舎に来て退屈ではないか?」と訊いてみたのですが、「鳥取よりは都会だよ」という返事がかえってきました。確かに鳥取県は日本で一番人口が少ない場所です。


最初、苦労したのが地元採用の人の話す言葉が理解できなかったということでした。しかしながら、彼の母親は鳥取の人です。鳥取弁を理解する要領で地元の人の話す東北弁を聞くと理解できるようになったということでした。

あと、彼が悲しそうな、半ばあきらめたような表情で言ったのが「田舎では出会いがない」ということでした。工場なので女性は少ない。地元には仕事関係以外の知り合いは誰もいない。縁もゆかりもない場所に来たから仕方ないけれど。。。。彼は30代後半ですが、現在独身です。既にオッサンの貫録十分です。

KYT 危険予知トレーニング

工場の仕事は危ないところが、たくさんあります。それで従業員には危険予知トレーニング、KYTなるものをさせて教育します。実際の現場のイラストを見せて、どこが危ないかを考えさせて答えさせるというものです。似たようなもので品質について答えさせる不具合予知トレーニングなるものもあります。

大卒 工場勤務

何のために4年間の時間と安くはない授業料、下宿代、こんなものを払ってまで大学を卒業したのか?結構な金額を支払い大学まで行かせてくれた親には申し訳ないと思う。いくら利息がつかないとはいえ、奨学金を全額返済した自分は無駄な借金をしたと思う。

「大学は出たけれど」なんて映画もあったような気がする。総務課などのデスクワーク、オフィスワークならいざ知らず、現場に出てラインの仕事をしている。地元の底辺高校を卒業した連中と同じ現場で仕事をしている。

派遣社員ではなく正社員なので、それで良しとするべきなのか?ちなみに一緒に仕事をしている派遣社員の人も大卒です。国立大学の愛媛大学を卒業したけれど就職氷河期にぶつかり、正社員としてはまったく内定をもらえなかったとのことです。仕方なく派遣登録して工場で派遣社員として働きはじめて現在に至るといいます。

派遣社員ですからボーナスも昇給もありません。食事は三食、コンビニ弁当です。非常に不健康そうな顔色をしています。

理系の学部を卒業して工場の仕事でも保全マンとか、研究開発の仕事をしているのであれば、まだ納得できるのです。しかし、文系卒で現場でラインの仕事をしているのです。プレスを踏んだり化学原料の調合をしたりしているのです。

営業が出来ないと文系の人間は高卒以下です。特に資格があるわけでもなし、他社でも使える特殊な技術を保有しているわけでもない。使えない人間の代名詞みたいなものではないか。自分自身に納得が出来ない。得心がいかない。

ちなみに、私の工場での一番上の上司は国立大学の理系の学部の大学院まで出たという。さらに進学して大学教授になることも出来たそうですが、メーカーで働くことにしたといいます。まだ若いのですが、本社採用の出世コースに乗っているらしいです。

工場の仕事をするようになってから安全靴により指と爪の形が変形してしまった。腰はヘルニアで痛めてしまった。腕は腱鞘炎になってしまった。肉体労働とは良く言ったものである。

通常作業も苦痛ですが、それ以外も苦痛の作業があります。工場では、たまに床にペンキを塗らなければならないことがあります。ペンキ塗りでシンナーを吸いこんで気持ち悪くなった。かつてシンナーで吐きそうになったこともあった。換気を良くしないと吐きそうになる。爪についたペンキは洗っても、そんな簡単には落ちません。たいがいは仕事が終わった後にシャンプーで頭を洗うと指の汚れは落ちるのですが、指の場所によっては爪についたペンキが落ちなかったりします。

知人に中卒で不動産会社の社長をしている人物がいる。この社長は若い時から地元では札付きのチンピラ不良であった。高校生の時、たしか1年生の夏休みにバイクで交通事故を起こして高校を中退した。しかも高校は全日制ではなく定時制であった。

私は若い時は、この不良だった人物をバカにしていたものであったが、今では完全に逆転してしまった。この不動産会社のオーナーは実に羽振りが良い。学校の勉強というものは「人に雇ってもらうため」の教育であって「人を雇うための教育」ではないのだ。

ちなみに、この前、ある有名な大阪の占い師に適職を鑑定してもらったら「陶芸家」ないしは「職人」と言われました。これには自分でも納得がいきました。もともと私は大学時代はテキスタイルのデザインをやりたかったのです。大学を中退、卒業してからでも良いのですが、こうしたデザイン方面に進学したかったのですが、親からはこれ以上はオカネは出せないと言われました。

ちなみに、この大阪の占い師に言わせると、私が適職に就くことが出来なかったのは良くあることで、「運命のイタズラ」だと言われました。当時、親からは地元に帰って公務員になれと言われました。親戚のコネがあるから地元の市役所に入れてやるというのです。当時の私は、この申し出を断りました。今、思えば惜しいことをしたものです。汗だくになって三交替で工場勤務をするよりもエアコンの効いた庁舎で仕事をした方が良いに決まっています。

いづれにしても、自分の人生が不完全燃焼のようになってしまった感は否めません。

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