夜勤明けに眠れない

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  • 夜勤明けで寝ていると家の固定電話のベルが鳴り響いた。携帯電話ではなく固定電話である。

    オヤジがバカ丸出しのデカイ声で会話している。家中に聞こえるバカデカイ声で明日の水回りのリフォームでシステムキッチンが、どうしたとか、こうしたとか言っている。そのうちファックスが鳴り響いた。「ジリリリ」という電話の呼び出し音の後に「ピーヒョロロ」という音とともに紙が吐き出される音がする。

    私に対する嫌がらせであろうか。

    夜勤の時は、ただでさえ眠れないのが、これでまた目が覚めた。
    目覚まし時計が鳴ったので、起床の時間である。奴の顔を見て、奴に文句を言ってやった。

    奴が言うには見積もりをファックスで送ってもらって明日の打ち合わせをしたのだという。そんなものは俺が日勤の時にしておけ、だいたい今時ファックスなんか使うな。高い新品のパソコンを買ってやったのだからメールでやれと言ってやった。せっかく高いパソコンを買ってやっても未だにメールも使いこなせない。これが自分の親かと思うと情けなくなる。早く葬式は出ないか。

    おまけに日中は工事で一日仕事になり、水回りは全て使えないので風呂にも入れない。工事の日にはサウナで一泊してくれとのことである。怒りを通り越した感情が沸沸と湧き上がってくる。

    そんなことを考えながらカレンダーを見ると、もうすぐ誕生日が来る。またひとつ年齢を加えることになる。子供の時は誕生日が来ると非常に嬉しかったものである。ケーキの上のロウソクを吹き消し、家族に、おめでとう、と言ってもらった。いつからだろうか?誕生日が来ると、またひとつトシを取る。またひとつオッさんになると言いようの無い嫌悪感に襲われるようになったのは。大したことを為し得ていない己の人生に対する嫌悪感であろうか?それで、ところで片想いしている、あの人であるが、朝から現場に出て作業をしていた。どうやら事務所には居場所がないという噂は本当らしい。コワモテの先輩に手伝ってもらって仕事をしていた。私は何も頼まれてはいない。軽く嫉妬するのが普通なのかもしれないが、別に私のパートナーでも何でもない。自分には関係のないことだと理解するべきであろう。

    それから、最近気づいたことであるが、仕事の休憩時間には、ほとんどの人間がスマートフォンをいじっている。その中の一人のスマホを覗き見ることがあった。何をしているのかと思えばゲームをしているのだ。しかも課金型のゲームである。

    さらに、そのゲームを一人でやっているのではなく会社の人間、複数で行い,ポイントを競い合うことをしているのだ。大した給料ももらっていない人間が課金型ゲームでカネを使い、更には時間も浪費している。ゲームをしている人間には、先日、衛生管理者の資格試験に落ちた人間も含まれている。こんな風に時間を無駄に浪費しているから試験にも落ちるのだと言ってやろうかとも思ったが黙っておくことにした。他人を変える努力ほど空しいものはない。他人のことは放っておいて自分が有意義に時間を使えば良いだけのことである。

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