電話

学生時代の知り合いの人間から電話がかかってきました。彼と話すの話す何年ぶりでしょうか。

しばらく音信普通だった人間から電話がかかってきて訝しく思いました。電話がかかってきたのは23時くらいで私は寝ていました。
それで向こうの用件というのが、我々共通の知人の結婚式が、もうすぐ行われる。

それで、結婚式にお祝いの言葉とかメッセージとかあるか?というのです。何故、招待状も貰っていない人間に、そんなことを言わなければならないというのだ?そもそも、久しぶりに連絡を寄越したのだから、私の近況を聞くのが先ではないか?寝ているところを起こして申し訳ないの一言もない。ただ、何回も彼にメッセージある?と聞いてきやがる。無いよ、そんなもの。

この程度の人間しかし周囲に持つことができなかったのだ。また、こんな男に対して意地をはって選択肢と判断を誤まったのだ。我ながら情け無い。

そういえば、あの時に間合いを詰めたことがありました。

やってやる。やってやる。やってやる。言えよ。言った瞬間がオマエのやられる時だ。
横の二人は?この二人も同じ穴のムジナじゃねえか。
やってやる。やる順番は左から1,2,3、何、黙ってやがるんだ。口を開けよ。
両親には申し訳ないが、オレは、こいつらをやってあっち側に行く。
オレは徒手空拳でも、こいつらをやる。あいつらのために。
自分ひとりだけ正義の味方みたいな顔しやがって。
そもそもの原因はオマエが作ったんじゃないか。間合いは7歩。オレは一歩も引かないぞ。
面倒なことだけ、俺に押し付けてきやがる。

こんなことを考えたものでした。今となっては遠い記憶の過去です。
それで、まさか自分が将来、日給月給の給料で三交代勤務シフトで働くことになるとは、大学の学生の頃には思いもしなかったものです。工場での仕事なので、今もお尻のあせもが気持ち悪いです。

子供の時には、それなりの優等生でした。工場での仕事というのは偏差値の低い工業高校や底辺の私立高校を卒業した人間のやるもので自分とは関係のない話だと思っていました。それが、何処で道を踏み外したか、こんなザマです。まったくもって呆れます。教育にかけた高い費用は何だったのでしょうか?まったくの無駄だったのでしょうか?

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