中国出張
私の部署の先輩が1週間程度、中国北部、大連だったかハルピンだったかに行って来たらしい。設備保全、メンテナンスを目的とするものだそうです。
中国東北部は寒いので化学原料の生成がやりにくのだという。特にプラスチックが厄介だと言っていた。一応、工場内には空調設備、エアコンはあるらしいが、結局、それは石炭、豆炭を燃料とする暖房なのだという。おかげで鼻が黒くなったと言っていた。元からではないかと私は思うのであるが。。。
また食べるものであるが、何の肉か分からないものが出てきたと言っていた。犬?ネコ?カラス?人の肉?
ちなみに、大阪の西成の食堂にはメニューに「牛肉」「豚肉」「鶏肉」「肉」と書かれたものが存在するという。
「肉」とだけ書かれていれば大概は犬猫の肉だという。もしかしたら「トリ肉」はカラスかもしれない。香辛料も日本のものとは違うので、食べたものが出てくる排泄物も独特のニオイがするようになったけれど無事に帰ってこれたと言った。「別に帰ってこなくていいよ」と思っていたのが私だけでないことは言うまでもない。また中国出張のお土産のお菓子がクスリ臭い。漢方薬の臭いがするとの評判であった。
日本人は「三」中国人は「四」
金型に形材が、はまってしまい抜けなくなったときのことだ。形材が変形しているのか、金型の油切れかは不明であるが、形材を抜かないと仕事にならない。そこで、金型に入れた形材を抜くことになった。仕事の流れとしては当然であろう。
そこで、皆で力を合わせて抜けなくなった形材を金型から抜こうということになった。その間、当然、ラインは止まったままである。「チョコ停」ランプが赤々と点滅している。ラインが停止していることを告げる安っぽい音楽が鳴り響く。
2メートル弱の形材を四人がかりで抜こうと、ちょうど綱引きのような形で4人がかりでするのだが。。。このとき、私を含めて日本人は3人、中国人はMさん一人。
リーダーのYさん(日本人)が1,2,3と掛け声をかけた。
日本人は、みな、「3」で力を入れて引っ張るのだが、1テンポ遅れてMさんが、一人「四」(スー)と大声を出して引っ張る。
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日本人は、みな何か、訝しげな顔をしている。
タイミングが合わず、形材が抜けないので、再度、引っ張る。
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Yさんが、声を上げる。「1,2,3」
日本人は、みな「3」で引っ張るのだが、中国人のMさんだけは、「4」で引っ張るのだ。
どうやら、こういう場合、日本人は「3」で呼吸を合わせるのだが、中国人は「4」でタイミングを取るらしい。
Mさん、三回目には事情を理解したようで「3」で呼吸を合わせて無事、形材は抜けた。
日本人は「3」中国人は「4」で合わせる。新しい発見であった。
中国人のハサミの渡し方
日本人はハサミを相手に手渡すとき、刃のほうを自分が持ち、柄の部分を相手に向けて渡す。 しかしながら、中国人は、どうも逆のようだ。柄の部分を自分が持ち、刃の部分を相手に向けて渡す。今日、同じラインの中国人からハサミを受け取るとき、少し手を切ってしまった。 以前にも、別の中国人から、刃をこちらに向けてハサミを渡されたときがあったのだが、その時は、個人の問題であって、彼ら全体のことではないと考えていたのだが、どうやら違うようだ。 一番、最初に、このように渡されたときは、嫌がらせかとも思ったのだが違うのだ。彼ら、中国人にすれば、この手渡し方が当たり前なのだ。 日本では、相手にハサミを手渡すとき、刃のほうを自分が持ち、相手には柄の部分を向けるのだ、と説明すると彼らは一様に驚いた表情をする。 そのような考え方もあるのか、といった顔をするのだ。 というわけで、今日は、少し手を切った。刺されなかっただけでも、良しとするべきなのか。
071228、奇しくも?今日は福田総理が北京を訪問して、北京大学で講演を行った日だ。食堂でNHKのニュースを中国人は興味深げに見ていた。
果たして、彼らは、あれを見て何を思ったのだろうか。彼らに不人気なのは、圧倒的に小泉純一郎である。 福田総理が誕生したときは外交関係が良くなると、中国人は一様に言っていた。
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