三交代はやめておけ。勤務で寿命が縮む,睡眠不足
三交代勤務は寿命が短い。これは統計学上、明らかになっている事実です。
不規則な生活時間に伴う短い睡眠時間、夜食に食べるコンビニ弁当やカップラーメン、眠気を紛らわせるための缶コーヒーとタバコ、帰宅すれば疲れを忘れるための深酒、数え上げれば身体に悪そうなことばかりで健康に良さそうなことは何ひとつありません。誰が考えても理解できる簡単な理屈です。
こんな夜食ばかり食べていませんか?
アナタも今は、まだ大丈夫! と思っているかもしれません。しかしながら、運命の時は突如として、一番、良いときにやってくるものです。
実は私もかつて三交代勤務をしていました。化学原料を調合する仕事です。粉塵にまみれた職場でした。この化学原料の袋には「発ガン性があります」と記載されていました。しかしながら防塵マスクもしないで仕事をしている人間がほとんどの状況でした。内心「イヤだなあー」とは思いつつも仕方なく、その現場で働いていました。
転機になったのは親戚のオジサンが突然死したことです。病院での診断はクモ膜下出血でした。享年、43歳でした。病院から処方された薬を服用していたのですが、最終的には効果はなかったようです。救急車で運ばれる前に自宅で既に亡くなっていました。
このオジサンはパルプ工場で長らく三交代勤務をしていました。このパルプ工場は地元の海岸近くの河川敷にあるのですが、近くを通っただけで煙突から吐き出される煙に含まれるアンモニアの異臭で目が痛くなるほど環境の悪い職場です。外を通っただけで涙が出るほどですから工場の建物の中の様子は推して知るべし、です。
この親戚のオジサンには子供が二人いました。私のイトコになります。オジサンが亡くなった時、上の子は大学生、下の子は、まだ高校生でした。高校生のイトコは、死後硬直の始まった自分の父親の死体を見て、ただ泣きじゃくるばかりでした。棺のそばから離れようとはしません。必死に話しかけますが白装束に着替えた父親はピクリともしません。
それはそれは、見ていて痛々しいものでした。残された家族、特に子供は生命保険が入るとはいえ、まだまだ、これから手がかかります。
結局、一番上の長女は経済的な理由により、せっかく狭き門をくぐり、合格した大学を中退することになりました。大学を中退したことにより、当時借りていた奨学金の返済の督促が一気に来たようです。奨学金返済のために夜の仕事も始めたと噂で聞きましたが真偽のほどは定かではありません。
二番目の下の長男も進学は諦めて高校卒業後、すぐに働くことになりました。学校の成績は良かったのですが、あえて進学はしませんでした。
三交代勤務を長くしていると、こんな風に早死にしてしまう。私は危機感を募らせました。
工場で三交代で働くということは緩やかな自殺ではないのか?私は転職活動を始めました。幸いなことに交代勤務は時間の都合がつきやすいものです。平日に採用面接があった場合、日勤の場合、会社を休まないといけませんが、交代勤務の場合は睡眠時間を少し削れば対応可能です。
私が、まず最初に探したのは、日勤のみの工場求人でした。使ったのは、
まず、ここでいくつか手ごたえを感じました。
採用通知を頂いた企業もありましたが、結果として、お断りしました。
交代勤務がイヤなだけで工場の仕事が嫌いではない場合、ここで工場求人を探すだけで良いと思います。
しかし、私は工場での仕事は、もうウンザリしていたので工場以外の仕事を探すことにしました。
次に利用したのが、面接確約の転職サイトです。
MIIDASは面接確約の求人ばかりなので空振りはなかったです。
Miidasの登録方法と結果は、こちらに詳細にまとめました。
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そして、最後の仕上げに内定を頂いた会社の評判を知るために、⇒ココのサイトに登録しました。
ブラック企業でないかを確認するためです。
ココのサイトは実際に働いていた人の体験談を知ることが出来ます。
いくら面接の時や求人表で都合の良い説明をされても本当かどうかも分かりません。
実際に勤務していた人の生の声を聞けるのは、とても良かったです。私は現在、営業職として働いています。今、振り返ると何故「あんな汚い工場にいたのだろうか」と不思議に思うくらいです。今は空調の効いたオフィスで快適なサラリーマン生活を送っています。このサラリーマンという言葉ですがホワイトカラーの会社員を意味する単語ではないでしょうか?工場で働くブルーカラーは、何だかんだ言っても「職工」です。
以前、工場勤務の時は、そんなことは全く思わなかったですが、今となっては正直にそう思います。
自分のためだけでなく家族のためにも、一刻も早く三交代勤務を辞める方向で転職活動を始めた方が良いのではないでしょうか?
あなたが早死にしたら残された家族が可哀想すぎます。
アナタのためだけではありません。家族のためでもあります。
残された若い嫁が、未亡人となり、別の男と再婚したら、あなたもイヤかもしれませんが、子供はもっと嫌なはずです。
「今日から、この人があなたのお父さんよ」
子供は苗字が変わり、昨日まで知らなかった男のことを「お父さん」と呼ばなければならないのです。しかも、新しい男と未亡人となった嫁との間に子供が産まれたら連れ子である、あなたの子供は虐待されるかもしれません。
考えたくはないかもしれませんが、可能性は否定できません。
愛する家族のために決断は早い方が良いことは言うまでもありません。
写真は、夜勤をやっていた当時、撮影した会社の前の道路です。退職する記念?に撮影しました。
三交代勤務、二交代制勤務
目次
三交代ないしは二交代制勤務を工場で私もやったことがあります。 私個人の感覚で言うと三交代の方が二交代勤務よりも身体は酷いです。
一週間程度で夜勤や遅番シフトにも身体は慣れるのですが、慣れたころに「日勤」など違う時間シフトになるわけです。いくら深夜手当てや交代手当てが付くからといっても交替勤務は身体が酷いので勘弁して欲しいというのが正直なところです。特に若いうちならともかく、年齢とともに、こうした無理な勤務シフトは身体に負荷がかかります。
食事についても、そうです。日勤の時なら会社の食堂で温かいものを食べられますが、夜勤のときは冷えたコンビニ弁当だったりします。冬場は特にきついですね。夜勤シフトの時に温かいものを食べようとしたらカップラーメンしかなかったりします。それですらポットの湯がなくなっていて食べられない時があります。カップラーメンということでいうと日清のラ王を持ってくるヤツがいたら要注意です。ラ王は普通のカップラーメンの2倍の湯を使うので、すぐにポットのお湯がなくなります。しかも、こんな周りのことを考えず、ラ王を持ってくるヤツに限って飲み残しのスープを流しや洗面台に捨ててパイプを詰まらせたりします。飲み残しのスープは便器の「大」に捨てる。これが工場の夜勤者のマナーです。
話は長くなりましたが、交代勤務者は食べるものが、まず不健康です、昨今ではコンビニのおにぎりも福島産のコメを使ったものが多いと聞きます。
次に睡眠についてですが、夜勤のときは、当然、夜中に働き、昼間に眠る形になるわけですが、人間の身体はもともと太陽とともに起き、日没と同時に眠るように出来ています。
こんな不健康な状態で長生き出来るはずがないのです。もし、あなたに家族がいるならば早死にした場合、いくら生命保険が入るといっても残された家族がかわいそうではないですか?
せめて日勤だけの工場勤務に転職するのも、一つの方法です。
交代勤務の健康
交代勤務をしていると食事や睡眠時間が不規則になり体調を崩しがちです。夜勤のときは特に睡眠不足と便秘に悩まされることが多いものです。便秘気味のときは青汁を飲むと便通が良くなります。本来なら野菜で食物繊維を摂取して腸の中をきれいにするべきですが、食事もコンビニ弁当やカップラーメンのようなものばかりに偏りがちなので、便通も悪くなりがちです。おすすめは青汁での便秘解消です。
交代勤務者の食事
交代勤務に限らず工場で働く人間は、概ね早食いです。同じ工場で仕事をしている人間と一緒に食事をしても、なかなか気づきにくいかもしれませんが、違う職業の人とともに食事をすると分かりやすいかもしれません。営業職や事務職の人と一緒にごはんを食べると、自分が早食いなことに気づくはずです。
普段、肉体を酷使しているから早食いなのか、どうかは不明ですが、早食いは胃などの消化器官に負担がかかることは間違いありません。
工場労働者は食事ひとつとっても不健康な生活をしているものです。
製造ラインで1分1秒単位で仕事をしていると食事もあわただしいものになるのかもしれません。
交替勤務は通勤も命がけ
交代勤務をしていると深夜に帰宅するとか、出勤するとか、そんなことは良くあります。写真では分かりにくいかもしれませんが、道路の上の白いものは雪です。赤いのは信号機です。
信号機の赤色が割れたように見えるのは、フロントガラスに張り付いた霜によるものです。
このような雪道を走行するときは、当然、ギアは2速、もしくはローギアに入れます。ブレーキもエンジンブレーキを使用して、間違ってもブレーキペダルは踏まないようにします。
正直な話、こんな雪道は深夜の時間帯には路面が凍結しています。往復の通勤も命懸けです。交替勤務者は職場である工場でも命がけですが、通勤もまた命がけです。夜勤明けに間違って居眠り運転でもしたら大変なことです。
かつて、遅番シフトのときに会社の駐車場でエンストを起こしたことがありました。キーを回してもエンジンがピクリとも動かないのです。仕方がないのでJAFを携帯電話で呼びました。このまま、誰も助けてくれなかったら、どうしよう?と心細い気分になったものです。
一応、JAFは来てエンストを直してくれたのですが、この時に思ったのが、こんな交代勤務なんて長くやるもんじゃないなあ、ということです。
三交代勤務をしなければならないような工場ば、大概、地方の辺鄙な田舎町にあるものです。理由は人件費という土地の価格が安いからです。どこの企業でも、間違っても銀座の一等地に工場なんて建てません。工場を建設するのは不動産価格と人件費の安い田舎と、相場は決まっています。こんな生活、もうまっぴらだ!と言いたくなります。
工場労働者は歯が汚い
こんにちは、管理人のヤメタイジョーです。
工場で肉体労働をしている人間には、歯が汚い人が多いものです。歯が汚いだけなら、まだしも前歯が虫歯菌に侵食されて真っ黒になっても平気な人が多い。虫歯は風邪とは違い、放っておけば治るというものではないはずである。それでも、そのまま放置しているのである。そして、なおかつ歯に悪そうな甘いジュースやタバコを口にするのである。
かつて私が営業をやっていた時には考えられないくらいに民度が低いのである。工場という職場環境は、粉塵や揮発した化学薬品が充満していて、ただでさえ健康に悪いものなのですが、ますます身体に悪い。そして、そのことを本人たちは気にも留めていないのです。
やはり肉体労働者というのは社会の最底辺の仕事なのであろうか。あるいは、その程度のことは気にしない人間でないと務まらない職場なのでしょうか?歯が汚い人間は往々にして口が臭いものである。魚の腐ったような臭い、あるいはヘドロのような臭いがするものである。きっと口の中も雑菌だらけなのでしょう。
毎回、毎回、歯の同じ部分だけが欠けてします。アゴというか歯に負荷がかかる部分が同じなのであろう。無精ひげと欠けた歯。社会の底辺の労働者丸出しである。
工場では機械の方が人間より大事
そもそも、何故、工場において交代勤務があるのかというと機械、生産設備の方が人間よりも偉いからである。偉いという言い方に語弊があるならば、より大事にされている、あるいは価値があるとされているからである。人間の方が機械よりも重要視されているのであれば、人間の生活リズムに合わせて機械を動かすはずである。
一台、何千万円とかの生産設備を止めると、寝ている間にも、生産設備購入のために銀行から借りたゼニに利息がつきます。なので、交代勤務を導入するのである。単純に計算すると、三交代ならば、日勤だけの時の3倍の生産量になる。設備購入のために借り入れた資金を3倍早く返せることになる。人間の方が機械よりも安いのである。
交替勤務で睡眠時間が、三交替で寿命が短くなる
交代勤務をしていると睡眠時間だけでなく食事の時間まで不規則になるものです。夜勤と日勤の切り替わりの時などは、どうしても一食、二食、余計に食べてしまいます。交代勤務の仕事を始めてから5キロくらいは太ったはずです。食事の回数は増えたけれども、不規則な生活リズムで睡眠時間は減少しました。こんなことだから交替勤務は寿命が縮む。三交替労働者は寿命が短いと言われるのでしょう。
そして、この交代勤務をやめる方法は、転職しかありません。会社の制服のズボンも大分窮屈になってきたものです。ダイエットをしないと、新しい制服を買わなければならないことになります。以前は季節の変わり目に新しい制服が支給されたものですが、吸収合併により親会社が変わってから制服は全て給料から天引きされる形での購入になりました。経費についても厳しい会社です。
三交替労働者は短命なのか。労災認定
三交替の現場で同僚が倒れました。救急車で病院に搬送されました。発見されたときには心肺停止状態でした。既に脈はなかったのですがAEDで心臓だけは回復しました。それで仕事中に救急車で病院に運ばれた同僚であるが、結局、脳の機能の回復の見込みはないという。近いうちに家族の人が職場に挨拶に来るといいます。
心臓だけ動いても脳の機能が回復しないので安楽死のような形になるのだという。享年51歳、やはり三交代は寿命が短いのか?それで最期のお別れ?になるかもしれないので会社の上司、先輩とともに病院にお見舞いに行ってきました。救急車で運ばれた同僚は褥瘡防止用のベッドに縛り付けられていました。手足は動くのですが、脳の機能は停止しているらしいのです。まったく目を開ける気配はありません。ただ手足が動き、時折うめき声をあげるのです。
会社側は本人の持病によるものであるとして労災認定をするつもりはないようです。会社の上層部は労災にすると自分の査定が悪くなるという風に考えている節があります。
そして、この病院は3週間程度で追い出されるそうです。ちなみに労災認定されるとカネが降りるのでいくらでも入院できるとのことでした。労災にならない場合はカネにならないので受け入れる病院はないそうです。
疲れすぎで眠れない。食べることが出来ない
人間の身体と脳は睡眠を必要としています。しかしながら、身体があまりにも疲れすぎると逆に眠れないのです。眠るのにも体力が必要なのです。
食事も同様です。人間の身体は栄養を必要としていますが、食べ物を消化、吸収するのにも体力が必要なのです。
かつて、私は仕事が酷くて体重が50キロを切ったことがありました。いくら小柄な私でも男で体重50キロを切ると不気味です。その辺に転がっているダイエットノウハウなんて鼻で笑っていました。
床屋に行って、髪を切ってもらうときでも「痩せたけど首だけ太くなりましたね」なんて襟足を剃られながら言われたものです。
本当に疲れると口に出来るものはタバコとアルコールだけで、まともな食事はノドを通りません。
タバコとアルコール、つまり気体と液体です。固形物は胃が受けつけなくなるのです。睡眠も同様に布団をかぶって横になっても熟睡はできません。昨日の仕事の過酷な記憶がフラッシュバックのようによみがえることもあります。まさに悪夢です。一種のPTSDだったのかもしれません。あの当時は、「早くこの状況が終わりますように」と願ったものでしたが、結論から言うと、トンネルを抜けると更に深いトンネルに入ったような状況になりました。理由は会社の体質は、そんな簡単に変わらないからです。変わることがあるとするならば、吸収合併などにより、親会社が変わるとかの強制的なことでもない限り、難しいでしょう。
三交替勤務 化学薬品工場
交替勤務をするようになってから身体が悪いところだらけなので、整体に頻繁に通っています。それで整体院に通う道筋に化学薬品の工場があります。この工場は私の勤務先ではありませんが、過去に親戚のオジサンが働いていました。三交替勤務だったので50代の若さで亡くなりました。死因は脳溢血でした。それで、整体院に通うのは休日の日曜日であることが多いのですが、日曜日でも煙突から白い煙がモクモクと吐き出されています。風向きによっては、この煙からは異臭がします。日曜日でも煙が出ているということは週末も関係なしに工場は操業しているということです。土日祝日も関係なく、異臭のする化学薬品の工場で仕事を三交替でやるのも大変でしょう。親戚のオジサンの早死にが、すべてを物語っているような気がします。
看護師の方の三交替勤務については,
こちらをどうぞ⇒看護師の交替勤務と寿命について
4直3交替と3直3交替
4直3交替の場合は基本的に土日、祝日の休日はない。
代わりに平日が休みになる。
祝日が出勤になるので代替として常日勤者よりも、年末年始やお盆休みにまとまった休みがある。
3直三交替の場合は、基本的に土日は休日になる。
それで一番イヤなのが遅番、3直の場合、勤務時間が1日6時間くらいになるので一週間の出勤日が6日になるのである。
特出があると1直夜勤や2直の日勤でも出勤になるので週6日出勤になる。
こうなると土曜日も休みではないので病院にもいけなくなる。
持病をもっていて継続して診察が必要とか、薬が必要となった場合、なかなか厄介なことになる。
日曜日に救急外来に行って診察してもらう方法がないわけではないが、かかりつけ医でもないし、普段から服用している薬を用意してあるとは限らない。似てはいるが違う薬を出されることの方が多い。
また日曜日の救急外来は診察費も割高になるし、いつもなら1週間分の処方を出してもらえる薬も3日程度しか出してもらえなかったりする。
交替勤務者は病院にも、まともに通うことは出来ないのだ。
交替勤務者の寿命が短い。短命というのは、この辺の事情もあるのかもしれない。