宝くじを当てて,仕事辞めたい

takarakuji

こんにちは。管理人の転職王子、ヤメタイジョーです。
同僚のA君が疲れきった顔で、しかし、どことなく嬉しそうな顔で近づいて来ました。

「どうした?何かあった?」

何かを訊いて欲しそうな顔をしていたから訊いてあげました。

「へへへへへえ、宝くじを50枚買った。会社を辞めたくてたまらないから。へっへへへ」

少し自慢げに薄ら笑いを浮かべて、彼は言いました。

この宝くじが未来への幸福の切符だ。その切符を自分は50枚も買った。

どうだ、すごいだろ!と言わんばかりでした。

オマエは、「この未来への幸福の切符」を買ったのか?早くしないと売切れるよ、とでも言いたげな表情をしていました。

「当たるわけないだろう、そんなもん!」と言ってやろうかと思いましたが、可哀想なので黙っていました。

「当たるといいね」とだけ言いました。

会社を辞めたいなら、もっと違う方法がありそうな気がするのですが、彼の頭の中には「宝くじ」しかないようです。

前回の一等、3億円?の時も前々回の年末ジャンボも、サマージャンボも、かすりもしなかったけど、それでも彼は宝くじを買い続けるのです。

しばらくして当選発表がありましたが、その後も彼が会社を辞めることなく出社してきたことは言うまでもありません。

恐らくは、全くのハズレだったのではないでしょうか?

果たして、宝くじ50枚分の金額が、いくらなのかは知りません。

しかし、彼の日当、何日か分であることは間違いないでしょう。

彼は嫁に内緒で購入した宝くじで失った分を、会社からもらう給料で補わなければならないのです。

そんな彼は不平不満を口にしながらも、疲れ切った顔で毎日仕事を嫌そうな顔をしながらしていました。

そんな彼ですが、念願叶って、遂に会社を辞めることが出来ました。と言っても宝くじに当たったわけではありません。

転職サイトに無料登録して、希望の条件に合う仕事を見つけることが出来たからです。
宝くじを購入するには、オカネを払わないといけませんが、転職サイトは無料で利用できるのです。

「こんなことなら、もっと早く登録しておけば良かった」

とは、彼の弁です。

今まで、宝くじに使った金額は一体いくらだろう?

ずいぶんと無駄なことをしたものだ。この方法が一番、簡単で最速の結果が出る方法じゃないか」

彼は私にそう言いました。

彼が使った転職サイトは、こちらです。

宝くじで百億当たっても楽しんで仕事をし続けるなら、あなたは天職を見つけている。

宝くじで百億当たっても苦しんで同じ仕事をし続けるなら、あなたは自分を見失っている。

岡田哲也

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