保険解約 戻入金、短期消滅の解約で給料が

現在、日本の国には生命保険会社が多数あります。ざっと思いつくままに名前を挙げると外資系ではアクサダイレクト、アフラック、プルデンシャル、日系ではソニー生命保険や富国生命、日本生命、楽天生命、住友生命保険、大同生命、オリックス生命、三井生命、、明治安田生命などなど、、、、

私の知人のお話です。具体的な会社名は差し障りがあるので伏せておきます。

彼は生命保険会社の営業の仕事をやっていました。それで、ある程度の実績を出していたのですが、一時期、偶然?かどうかはわかりませんが、大型の事業保険契約に対して立て続けに解約の申し込みが来て、「短期消滅」が恐ろしいくらいに発生したというのです。

通常、契約してから2年以内の短期消滅契約は査定の評価を下げられる結果となり、既に自分の給料として受け取った歩合給を会社に返さなければならない事態になるというのです。

それで、多額の戻入(れいにゅう)が発生した彼は、翌月の給料からマイナスになった分を相殺されて、それからしばらくは最低賃金しか支給されない結果となりました。

さらに継続率の悪化を理由にしてボーナスも貰えないような状況になりました。

結論から言うと、この元保険営業マンは会社を辞めました。現在は歩合給ではなく固定給で毎月、給料が支払われる会社の営業をやっています。具体的に言うと医薬品メーカー、MRの仕事です。

『歩合給による給料は不安定で住宅ローンや子供の教育資金などの人生計画に大きな狂いが出てくる。金額は多少、少なくても固定給の方が人生設計は行いやすい。

「人生設計による生命保険」とか「イザという時」「万が一のために」とか言う謳い文句で営業をしていた自分の人生が、こんな形で狂うとは想像していなかった』

とは彼の弁です。

保険業界には戻入(れいにゅう)という恐ろしい仕組みがあるのですね。会社を退職した場合には、どのような扱いになるのでしょうか?やはり退職しても、このオカネは払わないといけない性質のものなのでしょうか?

ちなみに生命保険の外交員にはシングルマザーが多いことでも知られています。彼女たちは生活がかかっているのでタフなことが多いです。

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