健康診断


今年の分の健康診断の結果が返ってきた。昨年は肝機能障害と記載されていた。初めてのことで相当、動揺した。それまでは要観察のみであった。
すぐに病院に行って下さいと記載されていて焦ったものであった。いわゆるD判定であった。2日ほど酒を抜いて病院に行って血液検査をしたら一応、正常値に戻ったと言われた。中性脂肪の数値もアルコールを抜いたら下がったと言われて、とりあえず安心したものであった。

それで今年の診断結果であるが、結論から言うとc判定、肝機能については昨年よりはマシであった。ただし中性脂肪についてはc判定で動物性脂肪の摂取を控えて下さいと書かれていた。昨年は記載されていた、肺に影があるとか、背骨の側弯症については記載されていなかった。おそらくはスペースがなくて書ききれなかったのではないか。

喫煙所で複数の同僚と、こうした健康の件について話していたのだが、やはり工場勤務でなおかつ、ある程度の年齢になると血圧について問題があるとか、コレステロールが高いとか、肝臓が悪いとか、さまざまな健康上の問題が出てくるらしい。工場勤務でも、特に三交代勤務は寿命が短いとか、先日、救急車で病院に搬送された同僚のことも含めて話題に上がった。せめて夜勤のない日勤のみの工場の仕事に転職するべきだという意見もあった。その前に禁煙するべきではないかと言われて一同、みな大笑いした.

その後、夜勤の休憩時間、たまたま同僚の二人と休憩室で少しだけ時間が、かぶった状態で休憩に入った。彼らは食事を済ませ、喫煙を終え、部屋のソファで横になっている。食事は、当然コンビニエンスストアの弁当やカップラーメンなど健康に悪そうなものばかりである。


軽いイビキをかいているものもいる。三交代勤務の夜勤は勤務シフトの中で一番身体にかかる負荷がひどい。みな疲れているのだ。私はいくら休憩時間といえど仕事のときに会社で寝たことはない。寝たら最後、起きることは出来ないからである。

それと気になることといえば、2カ月ほど前に入院した同僚がいる。病院にかつぎ込まれた当初はお見舞いに行ったり、休憩時間の話題に上がることもあったが、今では誰も気には留めていないようである。「そんなヤツもいたなあ」という感じになってしまった。やはり人間は忘れる生き物なのだろうか。入院した同僚のことを気に留めているのは彼の家族だけになってしまったようである。休憩時間の話題といえば次の飲み会のことや、自分の健康診断の結果、ボーナスの金額、次の人事異動のこと。そんなことばかりである。人は結局、自分のことしか興味がないのである。

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