有給休暇を取れない、取らせない。5日間の法律はどこへ?
こんにちは、管理人のヤメタイジョーです。 今回は有給休暇について寄せられた体験談を紹介させていただきます。
毎月、給与明細を見るたびに思うのであるが、名目賃金から税金、年金、健康保険、労働組合費、その他で給料の約3分の1くらいは天引きされている。
同僚の多くは手取りの金額のことしか話題にしないが、私はこうした有効に使われないことが分り切った税金、将来支払われないことが確実な年金、形だけの仕事しかしない労働組合に対して、毎月、無条件で給料の約30パーセントが黙って盗まれるようにして、天引きされていることの方が問題だと思う。
せめて、こうした無理矢理、収奪されるようにして持って行かれるゼニが10パーセント程度であれば、我々の暮らし向きももっと良くなるのではないか。
さらに給与明細の横の欄を見ると「年休繰り越し20日」「年休付与20日」「年休残40日」「積立年休残40日」とある。
要は全く有給を取得出来ていないのである。有給休暇は原則的に2年間で流れることになっている。果たしてこれまで合計で、いったい何日、何十日?何百日の有給休暇を流してしまったか、想像もつかない。考えたくもないが。
日本より経済的に貧しい国でも有給消化率は100パーセントという話を聞いたことがある。
最初から有給休暇を取得させるつもりが無いのであれば、こんな「年休XX日」なんて書くな。所詮、これが日本企業の実態である。
ブラックな会社は社会的に淘汰される時代に入ったというが、私も周囲ではまだまだ健在である。人の生き血を吸ってますます肥え太っているのではないか?
年間で5日間は有給休暇を取得しなければならない法律が出来たらしいが、今の職場では何の効力も発揮していない。上場企業といってもこんなものだ。
一度ならず何度も労働組合にかけあってみたことがある。その時の労働組合の委員長の返事は「人事課に相談してみます」であった。
人事課に相談したところで、何も変わらないことは、この生返事を聞いた時点で即座に理解できた。というか、この「人事課に相談してみます」も嘘だったのかもしれない。実際は何もしていないのではないか。だって状況は何も変わっていないのだから。
高い労働組合費を天引きされていても、このくらいのことしかしない、出来ないのが労働組合である。
まともに有給休暇も取得できないようなブラックな会社からは過労死する前に、早めに見切りをつけて辞めてしまう、転職した方が良いのかもしれませんね。
「私がいなければ仕事が回らない」と思っていたら、思い切って休んでごらん。当たり前に会社は動く。
動かないとしたら、どの道潰れる。でも、あなたしかあなたを生きられないんだ。
岡田哲也
関連記事
- PREV
- 履歴書の職歴の欄に書ききれない
- NEXT
- 人事異動、不本意な左遷で飛ばされる