労働組合費の天引き
給与明細を見ると毎月、約3分の1が税金、介護保険、厚生年金、雇用保険、所得税、住民税、など給与天引きされています。その中で意味不明なものがあって、労働組合費が約4000円、労働組合控除金というものが、約5000円天引きされています。
この「労働組合費」と「労働組合控除金」は、いったい何がどう違うのか、誰も納得のいく説明をしてくれません。
上司も部下も同僚も、皆、手取りの金額にしか興味がないのです。
健康保険などは、まあ分かるとして、果たしてまともに活動しているのか、いないのかも判然としない労働組合に、毎月、毎月、約1万円もの金額を払うことに納得がいきません。
しかも、なぜ似たような項目が二つ並んでいるのか?一種のまやかしではないか、と勘繰りたくなります。
それにしても、毎月約30パーセントが自動的に給料から天引きされるのは如何なものでしょう?海外移住したくなる人間の気持ちがわかります。税金だって、何に使われているのか良く分かりません。政治家の公私混同は今に始まったことでもありません。
税金を払う側よりも、税金を使う立場の方が上だとは、おかしな話です。この給与明細を見ると会社員、サラリーマンは江戸時代の農民と同じなのかなという気がします。昔の農民も自分たちの作った作物を年貢という税金の形で、社会の上層部の人間に搾り取られていました。
何の生産活動もしていない人間が生産した人間から一方的に掠め取るわけです。そして、掠めた方が掠められた方よりも偉そうにしている。人間社会の仕組みは昔と何も変わっていないのかもしれません。
ところで通勤時に目撃した光景として、私は普段、クルマで通勤しているのですが、今日は国道沿いの交番の前でシートベルト違反の取り締まりをしていました。普段は人気のない交番ですが、白いカッパを着た警察官二人が赤い棒を振り回して、取り締まりをしていました。雨の日ではなく晴れた日にやれば良いような気もしますが、多分ノルマでもあるのでしょう、雨天の中、やっていました。私は大丈夫だったのですが、私の後続車両がやられていました。通勤にもリスクがついてまわります。交通安全といえば運転免許の更新の時に「交通安全委員会への協力をお願いします。千円を払って下さい」と言われることがあります。これは義務ではないので断っても構わないのです。何も考えずに財布から銭を出している人間の何と多いことか、彼らこそBであろう、この協力金も警察の利権の一つである。スピード違反や駐車違反、パチンコ利権と同じく彼らの既得権益なのである。彼らは凶悪犯罪を検挙することは出来ないが、庶民から毟りとることはいくらでもやる、委員会の受付で協力をお願いしますと言われて「ダメです」と答えたら受付のおばちゃんがビックリしていた。私のような人間は珍しいのであろう、何も知らない考えていない人間が何と多いことか。社会が変わらないことも当然でしょう。