広告制作会社をやめたい

管理人のジョーです。今回は千葉県にお住まいの40代の男性、ヒフミさんの広告制作会社での体験談を紹介させていただきます。

私は40代後半の男性です。千葉県在住で、東京の広告の40名程度の制作会社で、広告デザインの仕事をしています。
会社でのキャリアは、ずっとこの会社なので勤続28年になります。役職は課長で部下は8名程います。
環境はデザイン業務なので、個々に集中する仕事ではありますが、フロアにはFMが流れ、仕事の合間には、雑談をし、比較的ストレスのない環境の中で、仕事は出来ています。
人間関係も苦手な人はいても、嫌いな人はいないので、良く言わている人間関係でのストレスはありません。

時にぶつかったりもしますが、それは仕事の意識向上として、必要な事だと思うので、問題ありません。給料に関しては、やはり厳しいものがあります。

業界不況と社会不況が重なった8年前に給料カットがあり、現在に至るまで3度の給料カットとボーナスもカットではなく、出なくなりました。


そのおかげで、家庭の経済の歯車は狂い、大変な状況でした。

今は給料カットこそありませんが、ボーナスは出ていません。
なので、年収も8年前に比べて、100万円以上、減ってしまいました。この給料の状態で、何度か辞めようかと思いましたが、家族がいて、両親がいて、子供2人がいる事を考えると、すぐに辞める結論には達しませんでした。
この給料の状態で辞めようと思った背景には、もう一つ理由があります。

上層部、つまり部長や役員への不信です。景気が悪くなり、ボーナスが出なくなった時あたりから、毎年、全社員を集合させて、ボーナスの話をする場を作らなくなりました。
まるでボーナスなしが当たり前かの様にです。今年はこういう訳でボーナス出せないけど、来年は、こういう流れを作って、ボーナスが出る様にがんばろうと言う一言でもいいです。
なぜ、全社員を集めて、その一言を言ってくれないのか。ビジョンがないからです。

役員は社長のせいにし、部長は役員のせいにし、お酒を一緒に飲むと、そう言った責任転嫁の愚痴を自分は関係がないの如く、話していることに憤りを通り越して、呆れてしまいます。
自分は後、数年で引退だから、その間、会社がもてばいい様な雰囲気さえあります。会社がいい時はいいんです。

誰が役員でも社長でも、景気の波に乗れば、会社は進んでいきます。
こういった厳しい状況の時に、リーダーの本質が現れるのだなと、強く感じます。若いメンバーに任せると言っておきながら提案をすると、グチグチ言われ、やんわり却下されます。
では対案があるのかと言えば、夢みたいな話ばかりです。今のこの様な状況は、過去に景気に胡坐をかいて、何もしなかったツケです。

なぜ、そこに気がつかないのでしょうか。いや、気がついていて、面倒臭いから蓋をしているだけなのかも知れません。
そう思った時、今、この状況で、役員に任せたら、将来はないなと思った時に、給料以上の危機感が襲って来ました。

若い子達は、愚痴を言わず、純粋に目の前の仕事に一生懸命です。対照的に上層部は、変化を拒み、保身に走っています。
今が一番、辞めたい欲求が上がってきています。上層部は後3年で引退です。
それまで我慢して、改革案の準備をしておくか、我慢できずに辞めるか。

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