夜勤の看護師の肌荒れと化粧

京都に住むミキです。

私は急性期の総合病院に勤めていました。病床数は500床、毎日ほぼ満床に近い入院患者がいました。
救急搬送が多いですが、在院日数が短いため、入退院が頻繁にありました。
スタッフの人数は医師・看護師・薬剤師などのコメディカルを含めると1000人をこえていました。トータルのスタッフ数は多いのですが、看護師の人数は少なく、常に人手不足でした。
総合病院ですので、様々な科があります。主には内科・外科、整形外科、ICU、救命救急センター、心臓専門病棟、産科、小児科などの科がありました。
勤務体制は2交代制です。日勤は8時半から17時、夜勤は16時半から翌朝9時までのシフトです。

日勤、夜勤だけでなく早出(7時半出勤)遅出(12時半出勤)スタッフもいました。
休みは、月8回プラス有休休暇が月1~2回あるかないかです。有休休暇が全くとれない時もありました。
お正月や夏休みはほとんど無いに等しかったです。旅行で休みをとろうにも1週間以上の休みはほとんどありませんでした。
大学病院や待遇が良い病院に勤めていた友人と比べると、休みの数は圧倒的に少なかったです。

普段の休みは、買い物にでかけたり、趣味のジョギングをしたりして気分転換をしていました。

たまに、好きなアーティストのライブに行ってはストレス発散をしていました。
また、同期入職の同僚や仲の良い先輩・後輩は、一緒にご飯に行き、仕事の愚痴を言う機会が多かったです。
その他は、1人で過ごすことが多かったです。不規則な生活をしているため、看護師以外の友人とは予定が合わず、友人と遊ぶ機会は少なかったです。

また、夜勤明けから翌日にかけての休みは、疲労が取りきれず家で寝ていることが多かったように思います。
看護師の業務は、情報収集から始まります。申し送りやカンファレンスなどの話し合いもあります。
処置や医療補助に関しては、採血や点滴、注射、内服などの投薬、検査介助や手術出しなど医師の指示の元行う処置が多くあります。
看護ケアとしては検温、清拭や洗髪、おむつ交換などの患者の身の回りの世話や、寝たきりの患者に対しては褥瘡予防の体位交換を行います。
注入食や食事介助、口腔ケアなどの食事に関するケアなどを行っています。
もちろん患者とのコミュニケーションや患者家族の対応、病状説明に同席したりなど、家族ケアも行っています。
業務の合間には記録を行う必要もあり、忙しい毎日です。
給料は病院によってピンキリです。実際にもらっていた給料は、夜勤手当や残業代などの諸手当を含めて、月28万程度です。


ボーナスもさほど多くありませんでした。それでも同年代の一般的な職業からすると多かったかもしれません。

しかし、看護師という命に関わる仕事と考えると、仕事量と給料は見合って無かったと思います。
きつい仕事をしている分、もっと給料が多くても良いのではと思います。
夜勤をしていて一番イヤなことは、拘束時間が長すぎることです。
2交替の夜勤は夕方から朝まで16時間以上病院で過ごし、仕事をすることになります。

日勤帯よりもスタッフ数が少なくなるため、1人が受け持つ患者数も必然と多くなります。
また、患者の急変や緊急入院、緊急手術などがあっても、少ないスタッフ数で対応しなければいけません。
そんな忙しい時にも、ナースコールが鳴り、患者対応をしなければならない時は、どうしてもイライラしてしまいます。

朝までの長い時間、イライラしながら処置やナースコール対応で追われて過ごすのは、体力的・精神的にもきつかったし、夜勤がイヤになりました。
時間が不規則な職業は短命だと言われています。
普通は昼間に活動し、自然に太陽の光を浴び、夜になると寝るという体内のリズムが備わっています。これを体内時計と言います。
不規則な生活になると、普通は寝る時間に起きて活動し、昼間に寝るというリズムになります。
そのリズムになったかと思えば、昼間起きて夜寝るというリズムになったりして、体内時計が狂ってしまいます。
このような生活を続けていると、体内時計をリセットする暇がありません。体内時計が狂うことで、ホルモンバランスも崩れ、免疫力が低下してしまいます。
免疫力が低下すると、ちょっとした風邪でも、治りにくかったり、場合によっては重症化してしまったりすることもあります。
また、生活習慣病になりやすくなります。ちなみに私は生理不順で悩みました。

そして生理不順になると、それに連動するかのように肌荒れがひどくなるのです。ファンデーションなどの化粧品を変えてみてもダメでした。やはり対症療法では限界があるのでしょう。

根本的に肌荒れを解消するには、不規則な時間での勤務をする交替勤務を辞めるしかないのではないかと思いました。

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生活習慣病が悪化すると心筋梗塞や脳卒中、癌になる可能性もあります。これが、不規則な職業は短命だと言われる理由です。
看護師という職業は生活が不規則な上に、体力的にも精神的にもきつい職業です。
イライラすることも多いし、多少の風邪では簡単に休むこともできません。
自ら身を削っているなと感じることも多いです。仕事内容だけでなく、職場の人間関係によるストレスも多くあります。
このように体力低下やストレス過多となる状態では、短命となってしまうのは当たり前かもしれません。
休暇をしっかり取り、体内時計をリセットする時間が必要となります。
ストレスから解放されることで、不規則な職業でも健康を保つことができると思います。

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