介護職を辞めたい!転職するには?

仙台に住むナオキです。

私が介護職についた理由は、消極的なものでした。本当は保育士になりたかったのですが大学を卒業しても大学の制度として保育士資格が取得できませんでした。

いざ転職しようとなった時に、保育士資格がないので、それでも福祉?の現場で働きたかったので、やむを得ず介護職につきました。

当時は「揺り籠から墓場まで」と言うし、将来的に保育の仕事をする時に介護の仕事をしていた方が世界が広がるのではないかと思い、自分を納得させていました。

今にして思えば自分で自分を騙していたのかもしれません。

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を、していれば腰痛や人間関係、給料の安さで悩むことはなかったと思います。

地元の仙台のハローワークでいろいろと求人を見てもらって、「事務職として募集だけど研修として介護職もしてもらいます」という求人を紹介してもらいました。

私は一応「事務職」として採用されたのですが配属されたのは「介護職」でした。
あとからわかったのですが、最初から介護職だと誰も集まらないので、事務職として採用して介護の現場で働かせるというものでした。

こうして私は複数の事業所が集まっているグループ会社に採用され、介護付き有料老人ホームに配属されました。

介護をするにも資格が必要で当時の名称は「ヘルパー2級」というものでした(現在の初任者研修)。私はヘルパー2級の資格も持ってなかったので働きながら休みの日にグループ会社の研修に通い資格取得を目指しました。

最初の3ヶ月は利用者とのコミュニケーションや車椅子の掃除をしました。そして徐々に排泄介助や入浴介助の仕事が入ってきました。

まず、排泄介助ではベッドの高さも変えることもできるのですが、どうしても前かがみになります。そして介護度が高い人は寝かせてオムツを交換することになるのですが、そこで車椅子からベッドへの移乗があります。


研修ではボディメカニクスを学び、体に負担をかけない移乗の方法を学びます。それでも体が硬直したり背が高くで体重も思い人は一人では移乗できないため2人で移乗します。

その時は一人が肩のあたりを持って、もう一人が足を持ちます。もうそこにはボディメカニクスはなく、力技になります。近年では介護用のロボットであったり介護者の負担を減らすようなパワースーツが普及しつつあります。

技術を活かした介護を普及させることで職員の負担も減り、より働きやすい環境になるのではないかと信じたいです。

介護職は交替勤務の工場勤務と同じく、やはり3Kで、誰も仕事をしたくなりため、求人募集してもなかなか人が集まりません。なので、どうしても少ない人数で多くの利用者を見なければなりません。

仕事も時間に追われる感じになります。例えば2時までに、この階の利用者の排泄介助を終わらせなくてはいけない。

それで、一人あたり5分で終わらせなくてはいけないと計算してがんばって終わらせたら、次は機械浴が待っているなど、どの仕事も腰を使う仕事ばかりでした。

デイサービスに異動になってからの話ですが、同僚に50代男性の介護士がいました。年齢的なものもあるかと思いますが、腰にコルセットをしながら働いていました。入浴介助には男性、あるいは女性浴と機械浴があります。機械浴は自分で入れない介護度が高い人が使うのですが、やはり自分で立てなかったり足に力が入らないため、腰を使って仕事をすることが多くなります。

その同僚の人は機械浴を免除されることもありました。しばらく腰を酷使しないで休めておくととまた治ってくるので機械浴にも復帰するのですが、しばらくするとまた痛めるという悪循環になり、職業病とも言えます。

介護付き有料老人ホームの時もそうでしたが、限られた時間の中でたくさんの利用者さんをこなさなくてはいけないので排泄介助をしてすぐに入浴介助、休憩してまた排泄介助に入浴介助というように腰を使う仕事が次々にやってきます。
介護の現場は女性も活躍しています。比率で言えば女性のほうがやや多いです。
50代の女性で現場をしている人は「いててて」と言いながらも、先輩として手抜きの仕事はできないということで腰痛に悩みながらも仕事をがんばっていました。

同僚のほとんどが「仕事を辞めたい」と口にしていました。やはり腰痛も離職の理由の1つになるようです。

私も若いということもあり、機械浴をたくさんしました。
そうすると私も腰痛になっていきました。私は特に病院や整骨院に行くことはなく、市販の湿布で対応しました。
またチェーン店のマッサージ店に定期的に通い、少しでも腰痛を和らげようと努めました。そ
の分お金はかかるのですが、朝起きる時でさえ腰が痛いと感じるようになっていたため、痛さにはかえられないものがありました。
そうしていても中々痛さが解消されなかったため私もコスセットをしながら働きました。

コルセットはすごく楽で腰の負担を全然感じませんでした。コルセットを外した時にずっしりと腰の負担がきました。
結局介護職をしている間は腰痛は治りませんでした。

やはり腰痛を治すためには腰を使わないようにするのが1番なのです。

私は介護職を離れてしばらくして完全に痛みが取れた、治ったと感じました。

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