職場に足の臭いヤツがいる
職場に足の臭いヤツがいる。靴を脱ぐと賞味期限の切れたナットウのようなニオイがする。安全靴を履いていると蒸れるから仕方ないのかもしれないが、正直な話、この男には近づきたくない。そして、かねてより疑問だったのであるが本人は、周囲にナットウが発酵したようなニオイを撒き散らしていることに気付いているのか、いないのか?
冬場は、汗をかきにくいので、まだマシかもしれない。夏場は地獄である。生ごみ集積場のような悪臭である。そばにいるだけで吐き気がする。涙が出る。わきがではないのが、まだしもの救いかもしれない。
正直な話、足の臭いで人を殺せるのではないかと思う。毒ガスなみの強烈な悪臭である。
しかし、本人はピンピン生きている。ガラガラヘビやコブラやハブ、フグや毒蜘蛛が自分の毒で死なないのと同じことか?
本人が五本指のソックスを履いているところを見ると、何となくかもしれないが自覚症状はあるのではないか。
それで、前々から気になっていた、この「足のニオイ」に本人に疑問をぶつけてみたところ、自分でも解るのだという返事がかえってきた。
「酢」や「重曹」「ミョウバンクリーム」などを試してみたという。
本人が言うには「酢」は余計ひどくなったとのことであった。酢を使う理由はアルカリ性?だか酸性?の液体に足をひたすことで殺菌をするという理屈らしい。
ミョウバンクリームは、どちらかというとワキガ対策ではなかったか?
重曹は、それなりに良かったらしいが、どうも一時的気休めにしかならなかったという。
いくら工場勤務で、接客業や営業職ではないとはいえ、女子従業員もいるのだ。「あの人、臭い」と噂されたら自分でも良い気はしないであろう。
そこで、本人のためだけでなく、周囲の人間、当然、私も含めてのために、いろいろと調べてみた。
これが良いらしい⇒足の臭いを消す方法
オッサンの加齢臭にも効果があるような感じである。
彼が使って良かったら私も使ってみようと考えている。
それで、使用してみた彼の感想であるが、徐々に効果が出ているという。言われてみれば以前ほど足の臭いというか、靴の臭いが気にならない。
どうやら、酢や重曹よりも、彼の足との相性は抜群のようである。
- PREV
- 忘年会と入院中の同僚
- NEXT
- 仕事納め