やりたいことが見つからない

やりたいことが見つからないと嘆きたくなる、あなたの気持ちは非常に良く分かります。かつての私もそうでした。私からアナタへアドバイスらしきものがあるとするならば、取り敢えず、興味のあることには何でも良いから挑戦してみたら良いのではないでしょうか？ということです。人間の適性なんて何事もやってみないと分からないものです。
やってみて初めて向き不向きが分かります。

私の場合は営業が不向きでした。これもやってみて初めて理解したことです。
そして、ある程度の年齢になると、やりたいことではなく出来ることをやっている自分に気づくかもしれません。
人間の一生というのは河の流れに似ているかもしれません。厳密に言うと河の流れに流される笹舟のようなものかもしれません。流れ付いた場所で根を張り、生活していくのです。

まずは行動してみることです。斎藤一人さんも地球は行動の星だと仰っています。

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やりたいことがカネにならない

　リフォーム工事のため、家を追い出されて健康ランドに宿泊、風呂上がりにレストランで食事をしていると中学校時代の同級生に会った。彼は今、国道沿いのコンビニで働いている。彼もコンビニ勤務の夜勤上がりか？冷奴とビールを口に運んでいた。彼は私よりも変わりものだった。暴力を振う教師に食って掛かることも平気な胆の据わった男であった。

普段の授業では、あまりやる気がないのであるが、美術の授業だけは、やたらと気合が入っていた。そして描きあげる絵も、これまた芸術性の高いものであった。詩文もうまかったように記憶している。

多分、今も、芸術家肌の男である。この中学校時代の同級生であるが、普段はコンビニでアルバイトをして絵を描く創作活動をしているらしい。彼の父親も画家であった。

私の大学時代の兄貴分も、ワシはアーティストになる！、と言ってギターを抱えて舞台に立ちライブ活動を行っているが、泣かず飛ばずである。実力のある人で、努力ももちろんしているが、未だに芽が出ない。もうすぐ５０歳になる。歌を唄うことだけでは生計を立てることが出来ないので昼間は実家の美容院で仕事をしている。この人を見ていると、何の為に大学まで卒業したのか？とも思わざるを得ない。好きなこと、やりたいことで生計を立てる。職業にするというのは、こういうことも含めてのことなのであろう。また、私の知人でやりたいことが「農業」という人がいます。自分の畑を持ち、売り上げも上がっていることはいるのですが、農業だけでは食えないので農閑期には派遣登録をして派遣アルバイトとして働いています。派遣作業の内容は自動車工場での組み立てです。農業で金持ちになった人間はいません。

やりたいことを職業に出来なかったと嘆いている人間は一流ＸＸ大学に行きたかったと嘆いていたアイツと同じではないか？奴も私も、それだけの実力、能力、偏差値しかないから三流大学と呼ばれたＸＸ産業大学に入学して卒業したのではないか。ヤツに至っては、この三流大学に入学するために一浪までした。あの当時、そんな彼を見て嘲笑ったが、今の私を見たら逆にヤツは私のことを嗤うのではないか？

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