ルールを守らない上司,部下への強要.共犯者にならないために
会社のルールを守らない上司がいる。
上司の上司がいる状況ではルールを守ったふりをするのであるが、上司の上司、すなわち係長がいない場面ではルールを守らない、無視をするのである。
なぜルールを守らないのか?
なぜルールを守らないのかというと単純に面倒くさい、仕事の効率が落ちるという理由です。
自動車メーカーや医薬品メーカーで製造データの偽装が発覚して大問題に発展したことがありましたが、同じような人間心理から来ていると思われます。
部下への強要
さて、このルールを守らない上司ですが、自分ひとりでルールを守らないのならば、まだ良いのですが部下にまで自分と同じようにルールを破ることを強制、強要するのです。
仮にルールを守っていないことが発覚した場合は、どうするつもりでしょうか?
こういうタイプの上司は、
全てを部下のせいにして責任逃れすることは火を見るよりも明らかです。
こんな上司に道連れにされたのでは、たまったものではありませんよね。
こうしたコンプライアンスに違反することをする企業風土のある会社は遅かれ早かれ、法律に違反する行為をして潰れてしまうものです。
転職するなら早い方が良いですよ。
コンプライアンス遵守|嘘を言うな!
企業が、求めているのはコンプライアンスではなくレイチオ(ratio)である。
食品の産地偽装、成分偽装、マンションの耐震偽装、東京電力、福島第一原発の放射能漏れ、化血研のデータ改竄、イタイイタイ病、水俣病、マクドナルドの異物混入、数え上げればきりがない。
全てゼニ儲け、RATIOがコンプライアンスよりも優先されている結果である。
中国の食品偽造を笑うなかれ。
日本の企業も本質は同じである。
アメリカの軍産複合体が世界で戦争を惹き起こしてゼニ儲けをするのも、結局、同じ構造である。
医薬利権が脅かされそうになったら、STAP細胞もなかったことにする。
企業とはボランテイア団体ではないのだ。
放っておけば法律を遵守することなく、ゼニ儲けに邁進するのは当たり前の話である。
そして従業員は、その「おこぼれ」として、毎月、給料をもらっている。
会社というのは、その程度のものである。
レイチオ(ratio)という単語について補足する。
このレイチオ、レイシオ(ratio)という単語であるが、厳密に定義すると日本語には存在しない。
使い方として有名なのは、ベトナム戦争当時、アメリカ国防長官だったロバート・マクナマラが言った、
「アメリカはベトナムで原子爆弾を使うべきだ。理由は「kill ratio」 が高過ぎるからだ」
というのがあります。
人の命ですあら単なる「数字」として割り切ってしまうという考え方である。
生命保険なども、これに近いかもしれない。
生命保険は人が死ぬことに賭けるギャンブルである。
を表現する単語かもしれない。
法律というものは、所詮、紙の上に書かれた文字にしか過ぎない
法律というものは、所詮、紙の上に書かれた文字にしか過ぎない。
法律が政府によって制定されたといっても、その法律に強制力がなければ、それは単なる文字の羅列でしかない。
そして、その強制力というものは、ほとんどの場合、政府の持つ暴力装置によって担保される。
この場合の暴力装置とは、警察であり軍隊である。
この法律を強制的に実施させることがなければ、法律は専門書に書いてある文字でしかない。
終戦直後の日本は、その良い例かもしれない。
あの時代は、良くも悪くも無法国家であった。
理由は軍隊も解除されたし、警察も丸腰だったからである。
そして、その政府というものは我々、庶民のためにあるのではなく、社会の支配層の為にある。
英語には「avove the law」 という語彙がある。
つまり、法律の外、あるいは法律の上の存在である。
こうした人々は「法律を守る人びと」ではなく「法律を作る人びと」もっと言えば、「法律を守らせる人びと」である。
自分たちは「法律を守る人びと」ではない。
アメリカ富裕層、1パーセントの人々である。(日本にも彼らの手先になって、おこぼれをもらっている人間はたくさんいる。)
こうした人間にとっては、法律は紙の上に書かれた文字でしかない。
もっと本当のことを言えば法律は家畜の如き、庶民に守らせるためのものであって、自分たちが守るためのものではない。
税金に関する法律などは、その最たるものであろう。
税金に関する法律というものは、持っていない人間から、更に搾り取るためのものであって、彼等にとっては、自分が馬鹿正直に支払うためのものではない。
パナマ文書は氷山の一角でしかない。(あれも計画的に漏らされたものでしかないが)
世界には平気で法律を踏みにじり、涼しい顔で嘘をつき、戦争や天災に見せかけた人災を起こす人々、我々を家畜の如き隷属状態に縛り付けておきたい人々がいるのだ。
そして、彼らの存在は、こちらからはなかなか見えないように隠されている。
騙されないように賢くあるべきである。