怒ったふり、怒られたふり

かつて、ジョーの上司だった人物が「管理職を降ろさせてくれ」、と自分の上司に会議の席で言ったらしい。

理由は部下の一人が緊急入院して欠員状態になったにも関わらず、上司が複数いるのに、誰も助けてくれなかったからだという。

欠員状態であっても関係なく実績、成績のノルマの数字が変わらなかった。

誰も応援をよこさない。

会議で成績について槍玉にあげられる。欠員が出たらノルマの数字が下がるのが普通ではないのか?

「バカらしくてやってられない。会社を辞めてもいい。降ろさせてくれ」とエラいさんがいる席で発言したという。

上の人間は事務所でパソコンでエクセルを弄りながら数字だけを見ている。仕事の現場に出てくることもなく、(出てきても足手まといなのだけであるが)ただ、数字だけを見て「詰めてくる」もう、嫌だ!とのことであった。

私に言わせれば、「上」の人間も所詮、雇われでしかない。オーナー社長なら、ともかく、雇われの人間であれば、こんなものは「単なる怒ったフリ」でしかない。

であるならば、こっちも「怒られたフリ」だけしておけば良いのだ。

所詮、会社内での人間関係、仕事の成績なんてのは「茶番」である。

中国人は言う。

「上に政策あれば、下に対策あり」

彼らの腹黒さを、我々も見習うべきではないのか。

バカ正直に上司の言うことを、唯々諾々と聞いているだけでは過労死するのがオチである。会社の株主が会社のために働くというのは、分かるが従業員は自分のために働くべきなのだ。

そして、もちろん、株主は会社のためには働かない。株主は自分の利益のために動くのである。利益のために自分以外の人間を働かせるのだ。自分自身は一切、汗をかくことなく。

これがシャバの現実である。

そんなことを考えながら仕事の終わりにタバコを吸っていた。
仕事終わりに喫煙所でタバコを吸う。箱を開けた時に何本残っているかで、その日の仕事の状況が分かる。たくさん残っていれば、忙しくてタバコも、まともに吸えなかったということになる。残業もないのに、僅かしか残っていなければ頻繁に休憩を取り、タバコを吸っていたということになる。今日は一本だけ残っていた。前の現場ては仕事が終わっても半分くらいは残っていたが。交代勤務は身体が酷いが、頻繁に休憩を取ることが出来るということであろうか。ところで、近々、また人事で新しい異動、追加があるらしい。各班に一人ずつ派遣社員を入れて雑用をやらせるらしい。私も異動になるのであろうか。

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