衛生管理者の仕事内容は難しいのか?

事務所スタッフの女の子が夜遅くまで残って仕事をしていた。手には分厚い本を持っている。夥しい付箋が貼られている。聞くと明後日、衛生管理者の資格取得試験があるのだという。

昨日から勉強し始めたという。実は一回落ちているのだと恥ずかしそうに言った。もうプライドも何もないとも言った。係長以上は全員持っているそうだ。この衛生管理者の試験は難しいのだろうか.この女性スタッフは係長に昇進するのであろうか。しかしながら、この衛生管理者の資格の仕事内容とは、どういったものか皆目、見当もつかない。玉掛けやフォークリフトの資格なら実際に使用している現場を目撃することもあるが、この資格を使って仕事をしているところは見たことがない。

それで、この衛生管理者の資格試験を受けた女性スタッフであるが自己採点をした結果、不合格が確定したらしい。44点満点、4ジャンル、各ジャンル最低、40パーセント、トータル60パーセント、マークシート方式という採点方式である。

二回目の試験も桜は散ったようである。隣の部署では二回までしか試験は受けさせてもらえないという。この女性スタッフの在籍する部署では何回まで受けさせてもらえるのであろうか。12回受験しても受からない猛者もいるという。どれだけバカなのか、恥ずかしくないのか。この12回受けても受からない人物は、それでも係長なのだという。この会社の係長はバカでも務まるのであろうか。

ちなみに、この女性スタッフであるが、もともとは派遣社員として入社した。10年ほど前に正社員、組合員にしてもらったという。本人、曰く「ラッキーだった。ボーナスも出るし」最近は派遣社員から正社員になる人もいなくなった。時代は以前より厳しくなったということであろうか?

最近は新人に仕事をほとんど取られてしまい、事務所には居場所がないようである。

フォークリフトの免許,資格取得

資格といえば数年前に私はフォークリフトの免許を取得させてもらった。当時の上長から「取って来い」と言われて同僚と二人で教習所に行ってきた。ちなみに一緒に行った同僚は会社で無免許で大分乗り込んでいた。

すでに熟練の域に達している。昔は緩かったので無免許でフォークリフトを運転しても細かいことは言われなかったらしい。私が免許を取得する際は会社で事前に運転することは一切許されなかった。すでに不利な条件でのスタートである。

したがって、教習所での本場一発勝負である。一応、普通自動車免許を持っているが、かなり不安だった。筆記の学科試験は問題なかった。日本語の分からない中国人でも漢字を読んで受かる程度の試験である。問題は実地試験である。初めてフォークリフトを運転したのであるが、後輪の感覚が自動車とは違う。ツメの使い方も感覚が、なかなかつかめなかった。初日は散々であった。運転経験のある者は楽で余裕をブッコいて自分の番が回ってくるまでベンチで寝てるものもいた。
このまま行けば、ヤバイ、オレ試験に落ちるかもしれないと焦った。初日の講習が終わった後、上司、上長に電話して会社で練習させてもらうように交渉してみる。

翌日、会社でフォークリフトが空いている残業時間に少しだけ運転させてもらった。上長が様子を見にきた。私の顔を見て「ダメでも最後に補習を受けたら誰でも試験に通るわ」心配するな、と言われた。
2日目、初日と同じく散々な結果であった。もし試験に落ちたら会社では笑い者にされる。最悪、辞表を出さなければならないかもしれない。まともに会わす顔が誰にもない。
自慢ではないが、私は子供の時から普通のヤツが普通に出来ることが出来なかった人間である。

3日目、何とかひと通りのことが出来るようになった。あとはタイムのみが課題である。ストップウオッチで計測すると3日目の午後でようやくクリアした。一緒に行った同僚とともにフォークリフトの免許証を手にすることが出来た。補習は受けずに済んだ。今となっては笑い話のような記憶である。

error: Content is protected !!
PAGE TOP ↑