電通 過労死 24歳


電通の自殺した女性従業員、高橋まつりさんのことが話題になっています。何とももったいなことに享年24歳だったといいます。長時間の残業が酷く、疲弊して、遂には自らの命を絶ってしまいました。客観的に見れば、自殺するくらいなら会社を辞めれば良いではないか。まだ若いし、立派な学歴もあるのだから(東大卒)過労死寸前まで働く必要は何処にもないではないか、と思うのですが当事者にしてみれば周囲の先輩や男性上司に軽く洗脳されたような状態なのでしょう。辞めるという選択肢はなかったようです。もしかしたら家族の反対もあったかもしれません。東京証券取引所一部上場の企業であったとしても、入社するには超難関の会社であったとしても、合わないときは合いませんし、無理なものは出来ません。似たような状況に置かれているならば、一度、自分の常識を疑ってみた方が良いかもしれません。

一旦、会社というものを突き放した目で見ることも必要なのではないでしょうか。仕事や会社なんて自殺するほど思い悩むほど価値のあるものでは決してありません。無理なら、ダメなら、出来ないなら辞めれば良いだけのことです。大手だからもったいない、とか、有名な会社だからなんて関係ありません。

今回の自殺事件で明らかになったことの一つに労働組合がまったく機能していないということがあります。無論、組合は無いよりあった方が良いのですが、あまり期待しない方が良いでしょう。所詮、今時の労働組合なんて会社のイヌです。会社側と交渉するために労働組合があるのではなく、従業員を抑えるために労働組合が存在していると考えた方が痛い目にあわず、より現実的な判断が出来るでしょう。

それから、この件について、何処ぞの大学教授がプロ意識が足りないとか、何とか、ふざけたことをほざいたそうですが、象牙の塔にこもって学食のサービスランチを毎日、何十年、食べているだけの人間に、こんなことを言われたくないものです。かつて私もブラックな職場にいたから、この自殺した会社員の心理は良く分かります。おそらくは最後の方になると自分が常識としていたものが単なる洗脳でしかないことに気付くことすら出来なかったのでしょう。
繰り返しますが、自殺したくなるような職場なら辞めれば良いだけです。会社の代わりなど、いくらでもあります。追い詰められたら、直ぐに退社しましょう。

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