塾講師をやめたい

管理人のジョーです。今回は広島県にお住まいの20代の男性、パンチさんの学習塾での体験談を紹介させていただきます。

私は、20代後半の男です。広島県の塾で講師として3年間勤めておりました。大学を卒業してから、新卒で正社員としての採用だったのですが、正社員は私以外に3人ほどしかおらず、残りは大学生のアルバイトが20名ほど在籍しておりました。

給料は、年収300万円ほどでボーナスはありませんでした。

1年目はただの講師として勤めておりましたが、2年目以降は、アルバイトの講師たちのリーダー的立場となりました。アルバイト達を教育し、連絡し、授業内容などを考える、いわゆる教室長と呼ばれる立場で仕事をしました。
大学生のノリにはついていけず、アルバイトの講師たちと、たまに行われる飲み会のほかに、仕事以外の付き合いはありませんでした。また、他の正社員の方たちは、40代から50代だったので、こちらも仕事以外の付き合いはほとんどありませんでした。ただ、仕事上の関係は2年目の途中までは、特に問題はありませんでした。
しかし、2年目の途中から、上司の人たちとの意見の対立が生じ始めました。私は、非効率だったり、生徒のためになっていない点を改善していこうとしたのですが、上司たちは、自分たちのやり方が変えられるのを嫌がり、改善しようとはしなかったのです。特に、電子化やパソコンによる管理を嫌ったのです。

社長がパソコンを苦手とする方で、どんなに効率が悪くても、手書きでの管理をやめようとせず、私が勝手に、パソコンで生徒や講師の管理を始めたときは、怒り狂っていました。

そこで、私は一歩も引かず、自分のやり方を押し通そうとしたので、こじれにこじれました。結局、社長は、今まで通り、手書きによる管理を、私はパソコンによる管理を、その他の社員の方は、その時々で使い分けるという、逆にとても非効率な状況になってしまったのです。

また、経営方針でも意見が対立しました。社長は、生徒の学習効果よりも、利益をあげることを優先していました。もちろん社長は口では、「生徒が第一」と言ってはいましたが、明らかに生徒のためにならないような行動も多く、「企業としては利益をあげなければいけないから、致し方ない」といったような、いいわけを何度も聞かされました。私は、生徒の将来を考えて、あるいは、会社の長期的な利益のためにも、今は多少、利益が減っても、生徒のために、どんどん資源を割くべきだと考えていましたので、社長に内緒で生徒のために行動をしたことが、ばれたときは、もう大変でした。

ちなみに、アルバイトの方たちと、その他の社員たちは、日和見主義者がほとんどでしたので、私のように行動することもありませんし、私の擁護をすることもありません。
私が、会社を辞めるに至った理由は、社長との意見の衝突したときに、まともに話し合う場が設けられなかったこと、そして、何より大きかったのは孤立していたことです。同じぐらいの年代の同僚が一人でもいれば、おそらくもう少し上手くいったのではないかと思うのです。

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