新入社員,半年を待たずに辞めたい!ブラック企業でのいじめ

管理人のジョーです。

私の友人A君は大学を卒業後、関西の消費者金融の会社に就職しました。

学生時代は人気者でした。

本人も第一希望の就職先ではなかったのですが、一言で説明するならば就職活動に失敗したのです。

彼は大学時代に体育会のクラブで主要なポジションにいたため、なかなか就職活動に時間を割くことが出来ず、不本意な就職を新卒ですることになりました。

その消費者金融の会社というのが、採用面接に来た人間を全員採用するという会社でした。

辞めていく人間のことを見越して、最初から大量採用するのです。

本人としても、ブラック企業であることは入社前から、ある程度は認識していたということでした。

過酷なノルマ 電話営業

まず、新人が行うのは電話営業です。

カモリスト、あるいは電話帳で資金が必要な事業所、個人に電話をかけまくるのです。

攻撃的な上司はノルマについて厳しく言ってきます。

気のやさしい彼は、早々に病んでしまいました。体重は5キロくらい落ちました。入社1ヶ月目の出来事です。

一方、同期入社でB君という男がいました。A君と同じ大学を卒業していて、A君とB君はお互いに面識はあります。

このB君は大学時代から嘘つきで有名な男でした。

マージャンをやればイカサマをするし、都合の悪い事態には、その場しのぎのウソをついてシラを切る。

ちなみに、彼が新卒時の就職活動で第一志望にしていたのは「日本銀行」でした。

結果は、当然不採用だったので滑り止めの消費者金融の会社に就職したわけです。

日本の中央銀行ですから、本人も受かるとは思っていなかったのではないでしょうか?

彼はいつも言うことだけは立派というか大きなことを言っていました。

こんなB君ですから仲間内では嫌われ者でした。

そんなB君ですが消費者金融の会社に就職して本領を発揮します。

持ち前のペテンで営業成績をグングン上げていきます。

適性について、親の職業も金融業だったといいますから遺伝、あるいは環境的なものもあったかもしれません。

一方、A君はさっぱりノルマの数字がこなせません。

電話が鳴るだけで頭が痛くなったといいます。

新入社員 いじめ

ノルマをこなせないA君には40代の老害上司からパワーハラスメントというか、いじめが始まります。

会社に出社して「おはようございます」と言って席についた途端に、喉からパンチが出ているのではないかと錯覚させるほどの大きな声で怒鳴りつけるのです。

冗談ぬきで罵声による風圧というか、振動で身体が30センチくらい飛ばされてイスから転げそうになったこともありました。

周囲の人間は誰も気にしません。

罵声で怒鳴りつけるのも「指導、教育」で片づけられてしまうブラックな環境です。

うつ病になる?

このままでは自分が壊れてしまう。うつ病になるのではないか?という危惧が彼の頭の中に浮かんできます。

実際に廃人のようになって退職した人間もたくさんいる会社です。

彼は半年を待たず、3ヶ月で辞表を出しました。

上司から慰留されることもなく退社しました。こうしたブラックな企業風土ですが、一応円満退社という形になりました。

ブラック企業を退職して直ぐに転職サイトに登録して、彼は東京の商社に入社しました。

体調も元に戻り、今では元気にやっています。

今どき、「石の上にも3年」なんて言ってる人間は化石です。

この21世紀の変化の流れが速い時代に、そんなことを言っていたら、おいてけぼりを喰らいます。

女性のいじめ

女性の場合、美人の新人がお局さまに嫌がらせ、いじめを受けるなんて例もあるようです。

橋田壽賀子ドラマの嫁と姑以上にハラスメントされた、なんて体験談も聞いたことがあります。

このお局さまは男性社員からは見えにくいところで、美しいつぼみのような新人女性の芽を摘んでしまったということでした。

女の嫉妬は男以上に薄気味悪いものがあるかもしれません。

残留するべきか、転職するべきか?

今の会社に残るべきか?転職するべきか?の判断ですが、当たり前のようですが、その職場で働いている自分の10年後、20年後を想像できるかでしょう。

現在の職場で、自分が役職もついて部下がいて、仕事をこなしていることを明確にイメージできるならば、残ったほうが良いかもしれません。

逆に、あんな上司にはなりたくない!この職場で将来も自分が働いている姿を想像できないようであれば別の仕事についたほうが良いでしょう。

第二新卒の転職

第二新卒と呼ばれる若い時に軌道修正しましょう!

もたもたしていると生鮮食品の賞味期限が切れるように、労働力市場でも、あなたの価値は下がってしまいます。

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