モハメド・アリとイスラム教徒

昨今、世界中でイスラム教徒が悪者にされているようです。本当のことを言うと世界中でテロを起こしている連中はニセもののムスリムなのですが、ここではこれ以上は書きません。

私の敬愛するモハメド・アリが亡くなりました。彼はマルコムXに影響を受けてムスリムになりました。これはキリスト教信者であるアメリカ白人にとっては許しがたいことのようでした。

また、ベトナム戦争で徴兵拒否したことも白人の連中の怒りを買ったようです。モハメド・アリの当時のアメリカメデイアでの扱いは生意気な黒人の小僧でした。ビッグマウスも影響したかもしれません。徴兵拒否をしたこと、キリスト教徒ではなくなったことでアメリカでは一気に悪役になりました。

しかし、しばらく干された後に完全復帰した、その姿は世界中を痺れさせました。左遷から復帰したサラリーマンよりもすごいのではないでしょうか?

そして、モハメド・アリの最高の試合は対アントニオ猪木戦でしょう。人によってはキンシャサの奇跡が最高!という人もいます。確かに悪くはないのですが、私は異種格闘技戦でのアリの試合の方を高く評価します。

私に言わせればトラ対ゾウ、オオカミ対チーターくらいエキサイテイングな試合です。この試合の一番の醍醐味は「ルール」です。ブドウとミカン、どっちがオレンジか?くらいの無理のあることをひとつの試合にしてしまったのです。

見たことのない方は、是非一度どうぞ。ちなみにハルク・ホーガンはこの試合を見てプロレス入りを決意したと言います。ハルク・ホーガンがトランクスに「一番」と書いたり、人差し指を立てて「イチバーン」というのは、俺こそが猪木を倒すのだという決意のあらわれです。

話を戻します。世界中で悪者扱いされているイスラム教徒ですが、インドネシア、マレーシア、ブルネイなどのイスラム国家は日本の近くに位置する親日国家です。友好国です。

日本の悪口を言うことが国策になっている国とは違うのです。日本人は冷静にムスリムのことを判断する必要があります。世界のメデイアはムスリムではない人たちによって動かされているのです。深く考えてみましょう。

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