クリーニング会社でのセクハラ発言

管理人のジョーです。今回は北海道にお住まいの30代女性、ミユさんのクリーニング会社での体験談を紹介させていただきます。

子供が小学校入学したのを機に、久しぶりに昼間の仕事を出来ることになり、期待に胸を膨らませこの会社に入社しました。
今まで、子供との時間を考え、早朝に新聞配達をしたり、深夜にファーストフードでバイトしたりと体に無理のかかる時間帯で働いていたので、昼間に仕事が出来ることと、結婚前に働いていた事務の仕事が出来るということで、すぐに応募しました。

当時、北海道で女性向けの事務職は求人が少なく、年齢も30代ということで、募集の年齢条件にはギリギリでしたが、採用してもらい、最初は本当に楽しく仕事をしていました。
職場はクリーニングの会社で従業員は150名程度。成長中の会社という印象でした。
給与は社会保険は掛けてもらえず、ボーナスはありませんでしたが、手取りで10万位で特に少ないという感じは受けませんでした。

中途採用でしたし、社会保険をかけてもらえないのは仕方ないかという程度にしか考えていなかったので不満は特に感じていませんでしたが、入社して1年立ったころから違和感を感じ始めました。もしかしたら、入社した頃から、あれ?と思っていたことが確信に変わっていっただけなのかもしれません。
私はパートで特に役職はなかったのですが、だんだん求められる仕事がかなりレベルの高い内容になっていったのです。

もう1人のパートの事務員さんも「これって役職のついている人がやるような仕事ですよね?」と、たびたび疑問を口にしていました。
そして、休憩時間が昼休み以外一切ありませんでした。常に仕事をしていないと期限に間に合わないのです。
次から次へと突発的な仕事が入り、とても定時では帰れる状況ではありませんでした。

つまりサービス残業です。

昼休みも職場で取ると、昼食後すぐに仕事をしなければならない雰囲気だったので、私ももう1人の事務員さんも往復30分かかる自宅まで昼食をとりに帰っていました。
仕事中に私語も出来ない状況で、とにかく黙々と仕事をし続けなければなりませんでした。
席を立てたのはトイレに行く時くらいです。

そんな息苦しい職場でしたが、昼間の事務職は他にはないと思い、耐える日々が続きました。
そんな状況にも慣れていき、3年がたった頃、本気でこの会社を辞めたいと思う出来事が起こりました。
原因は社長です。
もともと、ワンマンな社長でセクハラ発言をしたり、威圧的な態度で怒鳴ってきたりと癖のある人でしたが、私達事務員が仕事をしている事務所の中で、社長は部下との電話でこんな発言をしたのです。
「店舗はお金を稼ぐところ、工場は商品をつくるところ、事務は何にも出来ない」
「事務は、自分で稼げないんだから、会社の経費を使いたくない」

「おばちゃんは全員やめさせろ!バカでもいいから若い子を雇え」

あまりにヒドイ発言に絶句しました。
ここにいても未来はないと思いました。
今までの頑張ってきたことがバカバカしく思えて、会社のパソコンで転職サイトのホームページを開いて、新たな職を探したのでした。未来を感じない会社そして社長でした。

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