夜勤者の寿命は短い?看護師の場合

栃木県に住んでいるマキです。
私は、かつて総合医療機関で看護師をしていました。

交代制で夜勤のある病院勤務です。

現在では日勤のみの夜勤のない職場で働いています。

求人を見つけたのは、こちらのサイトです。

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私が勤めていた病院は地方都市の総合病院で規模としては、一般病棟のベット数が1000床ほどで、一日の来院患者数は2600人、医師は700人ほどでスタッフの合計が2000人を超えるような病院でした。

科の数で言えば本当にきりがないのですが、私が在籍していた期間でローテートされた科は、循環器内科、神経内科、内分泌代謝科、小児科、精神科でした。
勤務形態については三交代制で、日勤、準夜勤、夜勤のシフトがありました。
時間帯的には日勤が8時から17時まで。
準夜勤が17時から24時まで。
夜勤が24時から8時まで。といった形態でした。

この三交代も、月によってローテートされて家庭や希望によって優遇してくれるような処遇はなかったです。
休日は普通に彼氏と出かけたり、旅行に行ったり、読書に没頭したりと業務の内容から離れた場所に無意識に自分から行っていたように感じます。

それくらい、日々の業務のストレスはすごかったです。
病院での作業内容は患者さんに点滴を打ったり、医師に指定された対処療法を行ったり、技師の手伝いをしたり、患者さんの愚痴を聞いたりと本当に毎日忙しく働いていました。

給与自体は、同年代に比べても悪くなく当時20代半ばでしたが、月に手取りで25万ほどはあり、ボーナスも3ヶ月分で年に2回出ていました。
月に7日間ほどは夜勤をやらなくてはならないのですが、本当にこの夜勤が原因で仕事が嫌になって転職したと言っても過言ではないくらい夜勤が本当に嫌いでした。

採用されて最初の2年間は、3ヶ月単位での科のローテートを採用していた病院だったのですが、私は最終的に精神科に配属になって、そこでの夜勤が嫌になって、その病院を辞めました。
他の科も婦長が性格的におかしかったり、医師に癖がある人間が多かったりと、本当に辛かったのですが、精神科の夜勤に比べればまだ耐えられないことはなかったように感じます。

夜勤は基本的に外来がないので、日勤に比べて非常に勤務看護師の数が少なくなります。
そのため、何も問題がない日は大丈夫なのですが、患者さんが急変したり、緊急の外来があった時にはその場にいる人間に重い責任がのしかかってきます。

疲れていたから、眠かったから、なんていう言い訳は医療機関では通用しません。
あとは、単純に深夜のラウンドが本当に怖い。

古い病棟の精神科のラウンドなんて毎日毎日肝試ししてるような状況でした。
憂鬱で仕方なかったし、半分拘束されているような患者さんに声をかけなきゃいけないなんて本当に拷問みたいでした。

精神科はその名の通り、精神疾患の患者さんのための病棟です。
つまり体そのものは健康体で自由が利くのです。
女性の看護師よりも明らかに力があるであろう人間が大勢精神疾患で入院していて、それを毎晩見回らなければならない状況は、体験した人間でなくてはわからないと思います。

その他、深夜はナースコールで呼ばれることも多いし、治療薬の影響でオムツをつけた大人の相手も毎日しなくてはならないし、それは半分介護職のような側面も持っているので仕方のないことだと思いますが、それにしても精神がすり減ってしまいました。

こうした人生と精神をすり減らす業務を全て、医療行為としてきっちりこなしていたら、本当に仮眠や休憩をとる暇もなく朝になっていることがほとんどでした。

夢中で処置中に気づいたら、すでにお昼近かったこともあります。
最終的に引き継ぎで、カルテなどの書類をまとめなくてはならないのですが、忙しい夜勤明けはボーッとしてしまって文字が書けなくなります。

それに、基本的に自分が一番若くて下っ端だったので、先輩にいいように使われてしまってストレスが溜まっていってしまいました、
夜勤は勤務するメンバーの絶対数が減るので、一緒に勤務する看護師さんによってその日の業務が大変か大変じゃないかが変わると言っても過言ではありませんでした。

もちろん、シフトで一緒になるメンバーなんて自分じゃ選べないし、これも夜勤が嫌になった理由の一つになるでしょう。

とにかく精神科の夜勤が嫌でした。
オムツを替えるのも、徘徊する患者さんを暗闇で見つけるのも、奇声を発しながらナースコールで呼ばれるのも、よだれを垂らしながら手首を掴まれるのも、もう耐えられなかったです。

時間が不規則な仕事は寿命が縮んで短命になると言われていますが、本当にその通りだと思います。

私は勤務中は抜け毛が増えましたし、若くして白髪が大量に発生しました。
精神科に勤務中に精神科の先生に相談したこともあります。
睡眠が自分のタイミングで取れないことが、こんなにも情緒不安定の原因になってストレスの根源になるのかと実感しました。

それで私が出した結論は「日勤のみの病院」に転職する!です。

この判断は今でも正しかったと思っています。

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